テレビ東京

 テレビ東京が3月19日放送回で長寿番組『二代目 和風総本家』(木曜午後9時~)を打ち切ることを明らかにした。

 同番組は2008年4月から、『和風総本家』のタイトルで“月8”枠でスタート。

09年10月から現在の枠に移動し、18年9月までオンエアされた。同10月からは『二代目 和風総本家』にリニューアルして放送が継続されていたが、このたび12年の番組の歴史に幕を閉じる。

 同番組の司会は、リニューアルされてからは俳優・前田吟が進行を務めてきたが、18年9月までは増田和也元アナが担当。増田元アナにとっては、自身の代表的な番組で、いまだに彼のイメージが強かった。視聴者からも一定の人気を保っていた番組だけに、ファンの落胆ぶりは大きいようだ。

 増田元アナといえば、妻はNHK廣瀬智美アナで既婚者。

昨年12月に一部で、同局の爆乳アナ・鷲見玲奈との不倫疑惑が報じられた。この一件は同局にタレコミがあったとされ、2人とも疑惑を否定したというが、増田元アナは同11月12日付でアナウンス部から営業局営業推進部に異動させられた。

 もう一人の当事者である鷲見アナは、騒動後しばらくテレビ画面から消え、東京五輪の担当を外される事態に陥った。現在は番組に復帰しているが、同局に居づらくなったのは確かだろう。鷲見アナは部署異動を嫌ってか、3月末での退社を決断。4月からはフリーアナとして、セント・フォースに所属する。

 結局2人の不倫疑惑は晴れずグレーのままだが、鷲見アナは自らフリー転向を選択。増田元アナのイメージが残る『二代目 和風総本家』が放送を終えることで、同局としては、この騒動による負のイメージを一掃できることになる。

 ただ、人気女子アナの退社、長寿番組の打ち切りは手痛いことに違いはなく、その代償は小さくないだろう。