テレビ朝日系『ミュージックステーション』が、今月いっぱい生放送を取りやめることになった。
当初、17日の放送は司会のタモリと並木万里菜アナウンサーだけがスタジオに入る予定。
『Mステ』では、2月28日の放送から無観客のスタイルにし、司会の2人とアーティストのみがスタジオに出演。関係者は、マスク着用・消毒・マイクの共有をしないなど対策を徹底し、“3密”にならないよう間隔を空けるなど気をつけていたというが、来週24日の放送も17日と同様のスタイルを取る予定。
同局によると、5月以降は、感染拡大の状況を見つつ、リモート出演での対応などを検討していく方針だという。
「数ある音楽番組の中でも、『Mステ』に出演した場合は反響が大きく、今後、ブレイクを目指すアーティストが出演した場合の宣伝効果は絶大。生放送を取りやめたら、そんなチャンスもなくなってしまうが、このような状況だと仕方ないこと」(レコード会社関係者)
一方、TBS系では3月末、アーティストたちの生ライブが売りの新音楽番組『CDTVライブ!ライブ!』がスタートしたばかり。
「各音楽番組はそれぞれ特徴を打ち出していたが、今後は過去の映像はMVが中心。CSの音楽専門チャンネルと大差がなくなってしまうため、視聴率は落ち込んでしまうだろう」(同)
コロナの影響で、各局の音楽番組も甚大なダメージを受けてしまったようだ。