安倍首相の現実歪曲力――あるいは、不幸をまき散らし、システムを腐らせる現代の呪い

安倍首相の現実歪曲力――あるいは、不幸をまき散らし、システムを腐らせる現代の呪い
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 法解釈を強引に変更してまで決定した定年延長、内閣による“恣意的な人事の懸念”が取り沙汰された検察庁法改正案の採決断念、そして新聞記者たちとの賭け麻雀の発覚——と、今年1月から大いに揉めまくって国全体を巻き込む騒ぎとなっていた黒川検事長問題。その最後は「なんじゃそら」という驚き呆れるほかない展開を見せたわけだが、とりあえずこれですべて幕引きできるような状況でもないことも確かだ。

 この問題に関して「どう考えてもそりゃおかしいだろ」という話はそれこそいくらでもあって、それをひとつひとつ挙げていくとそれこそきりがないが、とりあえず任命責任について安倍首相は、22日の衆院厚生労働委員会で「法務省、検察庁の人事案を最終的に内閣として認めた責任は私にある。批判は真摯に受け止めたい」と述べた。法的根拠のない自分たちのデタラメな閣議決定で定年延長を決めたくせに「法務省、検察庁の人事案」などと責任転嫁しようとしているあたりがなんとも姑息だし、任命責任を認めたところで、その責任を取る気がまったくなさそうなところはいつも通り。例によって安倍首相は「責任は私にある」と認めることと、「責任を取る」ことの違いがわかっていないようだ。

事実を隠している人物と事実を創り上げていく人たち

 そして現在、批判が高まりつつ中で新たに“疑義”が出てきたのが、黒川氏に対する“訓告”という処分の決定過程だ。“常習賭博”という違法行為があったにも関わらず、なぜ国家公務員法が定める懲戒処分ではなく、法務省の内規に過ぎない訓告という軽い処分が下されたのか。安倍首相は22日午後の衆院厚生労働委員会で黒川氏の処分について追及された際、「検事総長が事案の内容など、諸般の事情を考慮し、適切に処分を行ったと承知している」と何度も繰り返した。つまり、訓告という処分の決定したのは検事総長で、それに自分は関わっていないということである。


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「安倍首相の現実歪曲力――あるいは、不幸をまき散らし、システムを腐らせる現代の呪い」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    元凶安倍この世から廃棄で全て解決する。

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2020年5月28日の社会記事

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