イメージ画像/出典:matisse

 今月8日に外部からのサイバー攻撃を受けて国内外の工場において生産などに大きな影響が出た大手自動車メーカーのホンダ。その影響によって、あの超人気番組からの“撤退”も現実味を帯びてきているという。

 専門家の間では今回の攻撃は同社にある程度、狙いを定めて特別に細工したソフトウエアによる攻撃の可能性が高いことが指摘されている。

 IT事情に詳しい中堅SEは「コロナ禍で世の中全体的に在宅勤務が増えた分、脆弱な社内システムやそこへ繋げようとするシステムも狙われている。今後、こうしたことは増える可能性が高い」としており、より一層のセキュリティ強化が求められる。

 一方で、今回に限らず売り上げに大きな影響が出ている同社について、広告代理店関係者の間では衝撃が走っている。

「ホンダが今、提供している全番組テレビ番組から撤退することが濃厚です。現在、少なくとも10番組ほどの提供をしており、全国ネット番組も多い。老若男女問わず人気のバラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)にも名前を連ねていますが、こちらも同じ措置となる公算が大きい」(大手広告代理店社員)

 自動車業界が新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けているのは知られているところだが、いよいよ目に見える形で影響が出始めそうということのようだ。

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