
『少年たち』は、69年にフォーリーブスが演じた「少年たち─小さな抵抗─」を元にした舞台で、2010年にA.B.C-ZとKis-My-Ft2主演で上演されて以降はジャニーズJr.たちによって定期的に公演が打たれる、ジャニー氏にとっても思い入れの強い舞台。テレビやコンサートなどジャニーズのエンタメはさまざまだが、この舞台という表現にこそ、ジャニー氏の思想が最も現れていると、ジャニーズ研究サークルの代表が語る。
「90年の少年隊主演『PLAY ZONE MASK』や、現在も堂本光一が主演する『Endless SHOCK』の元になった91年少年隊主演『PLAY ZONE SHOCK』、滝沢秀明の『滝沢演舞城』『滝沢革命』シリーズ、『DREAM BOYS』シリーズなど演出を手がけたものはたくさんありますが、特にジャニー喜多川色が強いのは『JOHNNYS’ World』シリーズと『少年たち』、『ABC座』シリーズです。中でもやはり『JOHNNYS’ World』にはジャニーさんの世界観が相当強く出ています」
12年から始まった『JOHNNYS’ World』はいち早く戦争描写が取り込まれたジャニーズ舞台。初演版ではジャニーズの曲「裸の少年」(66年発売『ジャニーズとアメリカ旅行』収録。作詞にはメンバーの中谷良がクレジットされているが、中谷の自伝によれば、実際の作詞はジャニー喜多川氏)の歌唱シーンがあり、上半身裸のJr.が肩に銃をかけて歩くシーンが登場した。その後も、回を重ねるごとに東京大空襲、特攻隊、硫黄島、学徒出陣などのシーンが追加されていく。
ジャニーがいたから、アイドルに魅力あった・・・彼が死去してからメリーの好き放題で一転したのは、やっぱりバーニングプロのスパイ・周防郁雄と絡んだので。こんなの本当のジャニーズじゃない!