近藤真彦

 やはりテレビ局はジャニーズに甘いのか?

 12日発売の『週刊文春』で、25歳下の経営者女性との不倫を報じられた近藤真彦(56)。事務所からの声明はまだ出ていないが、ネット上ではジャニーズファンを中心に批判の声が溢れている。

 そんな中、タイミング悪くフジテレビが年末の恒例番組『2020FNS歌謡祭』の出演者を発表。12月2日放送の「第一夜」出演陣に近藤真彦の名前が並んでおり、大ブーイングが起きている。「近藤真彦出るの!? どのツラさげて!?」「マッチは出たらアカン」「今マッチが出てもしらける」と、ネット上では総スカン状態だ。

「実はマッチは今年40周年なんです。さらにデビュー曲『スニーカーぶる~す』などを手がけた作曲家の筒美京平さんが亡くなったので、『FNS』だけではなく筒美さんの追悼企画を考えている年末の音楽番組にも呼ばれているとか。ジャニーズ事務所はすでにテレビ局に対し『後追い報道NG』と箝口令を出していますから、基本的には今回の不倫報道はスルーしたい。

しかし、視聴者からの反発が強いようであれば、それなりの対処をしなきゃいけなくなるかもしれません。番組制作サイドも頭を悩ませることになりそう」(テレビ局関係者)

 東出昌大アンジャッシュ渡部建など、今年不倫をすっぱ抜かれた有名人たちはワイドショーで猛バッシングを受け、番組出演をすべて自粛するはめになった。これで近藤だけ歌番組に出られるようなら、あからさまな“ジャニーズ忖度”としてテレビ局もさらなる批判に晒される可能性がある。

 また、ジャニーズ事務所としても、最近は所属タレントのスキャンダルに厳しいペナルティを与えてきただけに、近藤だけお咎め無しではほかのタレントに示しがつかないだろう。

「東出や渡部はCM契約本数も多かったため、謝罪会見や謝罪文を出し一定期間の自粛という禊を行わないと再起できないタイプのタレントなんです。“好感度”を売りにする役者やタレントは、こういう時にわりを食うはめになるんですよ。

一方で、歌手やアーティストに対しては世間の見る目も多少甘い傾向にある。歌手の場合、日頃からCMやテレビ出演も少ないので、反感を買いにくいんです。

 それでもやっぱり最近は“不倫”に関して厳しくなっており、9月に報道が出たBUMP OF CHICKENのベース・直井由文は自粛を余儀なくされています。マッチも表立った活動をしてなければ、世間の熱りが冷めるのも早いでしょうが、ここから年末にかけて歌番組に出演するとなると、火に油を注ぎかねない」(中堅事務所関係者)

 せっかくの40周年、『FNS歌謡祭』で気持ちよく持ち歌を披露したいところだろうが、世間の反応は冷ややかなものになりそうだ。ここはひとつ「愚か者」を歌い、視聴者からのツッコミを一身に受けるくらいのパフォーマンスを見せてはどうだろうか。