有吉の壁』ウェブサイトより

 あの番組への待望論が沸き起こりそうだ。

 12月17日発売の「女性セブン」(小学館)が、大みそ日の特番『ダウンタウンガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の特番で、アンジャッシュ渡部建東野幸治フットボールアワー後藤輝基と共に出演していたことを報じた。

「3人は『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で共演。『ガキ使』は大みそか特番の『笑ってはいけない』のみ、『行列』のチームが演出を手掛けており、番組関係者総出で渡部の芸能界復帰をお膳立てしようとしたのでしょう。それにしても、東野は『ワイドナショー』(フジテレビ系)で渡部の話題をしれっと松本人志に振っていたもんだと感心しました。また『バイキング』(フジテレビ系)でフットの岩尾望が、渡部のニュースをみたことで自分が『ガキ使』の収録に呼ばれていなかったことを知り、嘆いていましたが、相方が絡んでいたと知ってさぞかし驚いたことでしょう」(テレビ誌ライター)

 報道後、渡部にオファーした『行列』に世間の批判が殺到。『笑ってはいけない』は番組存続危機レベルのイメージダウンを被ったが、これにあの番組のファンはニンマリのようだ。

「『笑ってはいけない』は高視聴率ながら、10年以上続いていることで世間からは飽きられてきているのは事実。

一部では『有吉の壁』待望論が沸き起こっており、日テレもこの番組を『ポスト笑ってはいけない』と捉えているのは間違いない。同番組は今年4月に深夜からゴールデンに昇格すると、視聴率2桁をキープ。サプライズな豪華ゲストもいらないので安上がりで、芸人自身がネタを考えて展開する『有吉の壁』のほうが勢いもある。よく考えれば、芸人が松本らを笑わせようとするコンセプトは『有吉の壁』そのもの。しかもこちらは“笑っても構わない”のだから、程よいユルさもあって、より年末特番にふさわしい気もします」(テレビ誌ライター)

 渡部の件で松本のモチベーションが下がれば、『有吉の壁』が下剋上を果たす可能性もありそうだ。