ゆきぽよ

 16日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)に、“渦中の人”ゆきぽよ(木村有希)が出演した。

 ゆきぽよといえば、1月に「週刊文春」(文藝春秋)によって、自宅で知人男性がコカインを摂取し逮捕されていたという驚愕のスキャンダルをすっぱ抜かれたばかり。

「交際相手ではなくあくまで友人関係だった」と主張し、『サンデー・ジャポン』(TBS)で謝罪するも、疑惑を拭いきれず「オファーが激減するだろう」と見られていた。

 この日の『ロンハー』は、朝日奈央藤田ニコルみちょぱ(池田美優)など女性ゲストたちによる恒例企画「格付けしあう女たち」だったが、よりにもよってそのテーマが「20~40代の一般男女200人に聞いた男を見る目が無さそうな女」だったのだ。

 冒頭にこのテーマが発表されるとすぐさまゆきぽよの姿がワンショットで映し出されたが、ただただ苦い笑顔を浮かべるのみ。そんなゆきぽよの様子に、出演者の山崎弘也が「このテーマなら大丈夫だね!」と茶々を入れると、みちょぱが「一番ダメ!」とコメントし笑いをさらった。

 さらに、司会進行の田村淳ロンドンブーツ1号2号)は、ゆきぽよのスキャンダルが出る以前から決まっていた企画だと強調。淳は続けて「偶然このタイミングになって、スタッフがかなり頭を抱えて……」と必死に説明し、スタジオに再び笑いが起こった。

こうした出演者たちによる一連の“ゆきぽよいじり”で場は温まったように思えたが、肝心のゆきぽよはコメントせず苦笑いするばかりだった。

 ネット上でも「ゆきぽよ元気ない」「なんか萎縮してていつもと違う」「歯切れが悪いな」「宮迫がNGでゆきぽよがテレビ出られるのはなぜ?」といった声があがっていた。

「『格付けしあう女たち』は女性ゲストたちがお互いをディスり合うのが醍醐味。しかし、今回のゆきぽよは終始トーンが控えめで、コメントする際も『私が言ってすみません……』と弱気な感じでしたね。とはいえ、しおらしい姿が功を奏したのか、視聴者からは賛否ありつつも『ゆきぽよちゃんがんばれ!』といった好意的な声が多かったようですよ」(テレビ局関係者)

『サンデー・ジャポン』(TBS)で謝罪した際には火に油をそそいでしまったゆきぽよだが、今回は炎上を回避できたようだ。しかし、“完全復帰”にはもう少し時間がかかるのではないかという意見もある。

構成作家はこう語る。

「元来の歯切れの良さやギャル特有の強気な物言いがなくなってしまったので、完全にキャラクター喪失状態でしたよね。バラエティ完全復帰とは言いづらい出来でした。ゆきぽよがこんな調子なので、まわりもイジりきれてない感じがしちゃいました。不祥事やスキャンダルを起こした芸人をイジるのが上手い『ロンハー』だから、今回も面白い感じに仕上がってはいましたが、ほかのバラエティ番組が今のゆきぽよを扱うのはちょっと難しそう。ゆきぽよに求められるのは“歯に衣着せぬギャル”というキャラクター像ですから、謙虚でおとなしいゆきぽよではどう扱っていいかわからないですよ(苦笑)」(構成作家)

 キャラクターを変え“生まれ変わったゆきぽよ”で勝負するのか、それともほとぼりが冷めるのをじっと待つか……。

どちらにせよ、しばらくは“芸能人再生工場”でもある『ロンハー』に頼ることになるのかもしれない。