いま、将来を期待されている一人の若手俳優が人生の岐路に立たされている。所属事務所と今後の方針についてもめている岡田健史だ。
「岡田は所属事務所であるスウィートパワーに対して、2018年に結んだ所属事務所との5年契約を解除したいと申し出ている。事務所側が拒否し揉めた結果として岡田は弁護士を立て裁判を起こした。この独立騒動の直前に事務所の代表のハラスメント行為を『週刊文春』が報じていたことで、岡田に対してもパワハラなどがあったのではないかと女性週刊誌を中心に報じられています」(週刊誌記者)
岡田は、独立したらこれまでの芸名を使うことなく本名で活動すると宣言していることからも、問題の根深さが見受けられる。
「岡田は事務所の女性社長に対して不信感を持っていて、事務所がつけた芸名は今後一切使いたくないと話している。というのも、実は芸名の『岡田』は社長と同じ名字なんです。それだけ、岡田健史は社長のお気に入りだった。今回、芸名を変えるということで問題が出るようで、岡田の過去作品の権利処理をしないといけなくなる。事務所に所属していた時の仕事なので、基本はスウィートパワー側がどうするか決められるはずです。しかし、岡田サイドは過去の作品についても意見を申し立てるつもりのようです」(週刊誌記者)
かつては自分の名字を付けるほどに期待を寄せた岡田健史に対し、事務所社長サイドも激怒しているという。
「岡田社長は、週刊誌などでスタッフやタレントへのパワハラやセクハラ疑惑で叩かれていますが、芸能界ではスゴ腕の芸能事務所社長として知られ意外にも人望は厚い。
ドロ沼化する独立騒動だが、岡田には頼もしい“味方”がいるという。先輩俳優の小栗旬、綾野剛だ。
「小栗旬さんは自身の所属事務所の社長になるという話が去年からあるのですが、ついに今年の年末に就任するようです。この事務所には、綾野剛さんも所属していますが、小栗さんが社長になったらまず綾野さんやスタッフとともに俳優の労働組合を作るという。ハリウッド映画へ出演もしている小栗さんは、日本の俳優がいまだに事務所と“奴隷契約”のような関係でいることを危惧している。今回の岡田さんの一件は、まさに小栗さんが考えている芸能界の悪しき慣習であると考えており、岡田さんの全面バックアップを買って出ているようです」(民放関係者)
力強い先輩たちの手助けを受け、岡田は今回の騒動を切り抜けることができるだろうか。