『青天を衝け』で大久保利通が“悪役”として描かれたのは“陰キャ”で渋沢栄一に嫌われていたから? 個性豊かな新政府の面々の実像

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──歴史エッセイスト・堀江宏樹が国民的番組・NHK「大河ドラマ」(など)に登場した人や事件をテーマに、ドラマと史実の交差点を探るべく自由勝手に考察していく! 前回はコチラ

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石丸幹二演じる大久保利通(左)と山内圭哉演じる岩倉具視(右) | ドラマ公式Twitterより

 『青天を衝け』の「明治編」、皆さんはどのようにお感じでしょうか。活気がありますよね。渋沢栄一がクセの強い明治新政府の面々と渡り合う様は、まるでTBSの「日曜劇場」みたいという声もありますが、本当にそのとおりかもしれません(笑)。今回は大隈重信と大久保利通を中心に、新政府の個性豊かな人々についてお話したいと思います。

 前回のコラムでは取り上げませんでしたが、大隈重信(大倉孝二さん)が初対面の渋沢を説き伏せたのは本当にあった話です。渋沢秀雄『父 渋沢栄一』(実業之日本社)によると「君も八百万の神の一柱(ひとはしら)となって、新しい日本の建設に一肌ぬいでくれたまえ」と話したそうで、いざという時に「八百万の神」といった大胆な例えを持ち出せる大隈の言語能力の高さには驚きしかありません。大隈は、渋沢について「気迫と弁舌にかけては人後に落ちない栄一だった」(『父 渋沢栄一』)という噂を聞きつけていたので、入念に準備していたのかもしれませんが、大隈の自伝『大隈重信自叙伝』(早稲田大学編/岩波文庫)を読んでいると、彼の文章は格調高く、しかもリズム感が良いのです。難しい内容でも読んですぐに理解しやすいため、かなりの弁舌家でもあったのだろうなぁと感心してしまいました。


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