松嶋菜々子が、1月20日スタートのテレビ朝日系ドラマ『となりのチカラ』に出演することが発表された。
嵐・松本潤が主演を務める同ドラマは、主人公・チカラ(松本)が同じマンションに住む住人たちの悩みを解決し、そのマンションが一つのコミュニティーとなって強いつながりを持っていく様子を描くという、社会派ホームコメディ。
テレビ誌ライターはこう期待を寄せる
「『となりのチカラ』は遊川和彦氏の脚本・演出作。松嶋が遊川作品に出演するのは、2011年の主演ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)以来、およそ10年ぶり。主演の松本とも、『花より男子』(TBS系)、『ラッキーセブン』(フジテレビ系)といずれも松本主演作で共演経験があり、こちらも10年ぶりの連ドラ共演になります。ネット上では、松本ファンが『楽しみすぎる』と盛り上がっているほか、久々の松嶋×遊川のタッグにも期待の声が寄せられており、今期ドラマの最注目作のひとつでしょう」
そんな松嶋と遊川氏のタッグ復活に、小躍りしてほくそ笑んでいるのが日本テレビだという。
「もともと松嶋は、夫・反町隆史との出会いとなった1998年の『GTO』(フジテレビ系)で遊川作品に出演し、続けて1999年の『魔女の条件』(TBS系)にも出演。そして満を持して松嶋単独主演となった『家政婦のミタ』は、世帯平均視聴率が全話平均で24.7%、最終回は驚異の40.0%を記録したお化けドラマに。40.0%は日テレドラマ史上最高視聴率(タイ)であり、その続編を放送することは、日テレの悲願でもありました。『家政婦のミタ』の大ヒットで松嶋×遊川の絆も深まったと思われ、続編製作は難しくないと当初思われたのですが、松嶋は遊川作品から距離を置くようになってしまった」(芸能記者)
一体何があったのか。
「松嶋が演じた型破りな家政婦は『仕事は全て完璧にこなすが、常に無表情かつ機械的で、さらに命令されれば犯罪行為も平然と行う』というキャラだったため、愛娘が学校でいじめられるのではとの懸念や、役のイメージがつく恐れもあって、松嶋は映画化やスペシャルドラマといった続編企画をすべて拒否。それでも日テレは諦めず、その後も遊川オリジナルの別の作品『○○妻』(2015年に柴咲コウ主演で放送)の提案もしたようだが、それにもNGを出したようで、遊川氏との関係も急速に冷え込んだ。2014年に行われた遊川氏の結婚披露パーティには、天海祐希や柴咲コウなど錚々たる女優陣が出席したが、松嶋の姿はなし。
松嶋は昨年10月期のドラマ『SUPER RICH』(フジテレビ系)と2期連続のドラマ出演となりますが、いずれも脇役になる。
「夫の反町とは“交代制”で仕事に専念する時期をお互いにずらしているが、反町が長年レギュラー出演してきた『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)をこの春に卒業するのは、松嶋の女優業が2022年以降、活発化することを意味する。本人もそろそろ主演をと考えているでしょう。日テレは早くも今年10月期の水曜枠で松嶋にオファーをかける準備に入っていると聞きますよ」(同上)
『となりのチカラ』が高視聴率を記録すれば、『家政婦のミタ』復活の強力な“力”となりそうだ。