『SING/シング:ネクストステージ』“アニメ映画戦国時代”に、豪華スターの共演というオリジナリティを導き出した!
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『SING/シング:ネクストステージ』(C)2021Universal Studios. All Rights Reserved.

 スティーヴ・ジョブズがアニメ産業の未来を予想してCGアニメ映画『トイ・ストーリー』を制作したのが90年代後半。それから約30年が経った今、フルCGというだけで物めずらしくてヒットするという時代は、とっくに終わっている。

 ディズニー、ドリームワークス、ワーナー、ソニー、そしてイルミネーション……。アメリカのアニメ映画業界は、もはやレッドオーシャン状態だ。動物、乗り物、モンスター、ファンタジー、1周回って現実世界と、ネタは使い果たしてしまっている状況である。ローテーションを繰り返しながら、試行錯誤の連続。負のサイクルに陥ってしまうこともしばしば……。

 過去にも、米映画・製作会社のドリームワークスがオリジナリティに苦しんだあげく、迷走期に入ってしまったこともある。ドリームワークスは、もともとディズニーのスタッフが枝分かれしてアニメ部門が設立された企業だ。

 同社の当初のコンセプトは、子どもをターゲットにしたディズニーに反発するかたちで、ブラック・ユーモアやマニアックなネタを盛り込み、大人も楽しめる作品を目指したものだった。

『シュレック』(2001)や『シャークテイル』(04)など、しばらくは順調だったが、ディズニーも同じように大人もターゲットにした作品を制作し始めたことで強みが薄れてしまい、『ターボ』(2013)、『天才犬ピーボ博士のタイムトラベル』(14)、『スーパーヒーロー・パンツマン』(16)と、逆に極端なほどに子ども向け作品に走ってしまったのだ。


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