4月17日深夜放送の『乃木坂工事中』(テレビ東京系)では、「お題スマホ写真展②」をオンエア。今回の放送では1~4期生のメンバーがテーマに沿って写真を発表していく企画だ。
写真展企画といえば、『乃木坂って、どこ?』(テレビ東京系)時代にも行われたことがあったが、「喜」のテーマに沿った写真を提出していなかった井上小百合(2020年4月卒業)がバナナマンの設楽統のドS発言により号泣してしまうある種の名場面が生まれ、ファンの間の記憶にもしっかりと刻まれているのではないだろうか。ただ単に写真を発表し合うという企画なのだが、意外な一面を知ることができたり、初公開のお宝写真が紹介されたりと、ファンにとっても嬉しい企画だ。
齋藤飛鳥、どの角度から撮っても死角ナシ!
最初のテーマは「ガン見」と、かなりピンポイントだ。それだけに選りすぐりの写真が発表されそうな雰囲気があった。田村真佑が紹介した写真は、筒井あやめが左斜上をじっくりと見ているドアップ写真。何やら当時最年少で加入した筒井の大人への成長過程を撮影していた中での一枚らしい。これには設楽も「親か!」とツッコミを入れていたが、田村の親心のような気持ちも理解できる。
ここでどの角度から撮られるのが良いのかという話になり、設楽が「(齋藤)飛鳥ちゃんとかそういうのある?」と尋ねると、齋藤は「ないんですよ」と即答。確かに齋藤の顔のバランスは素人目から見ても絶妙だ。雑誌の撮影などを見ても、どの角度からでも同じクオリティを保っているのは本当にすごい。テロップの「最強アスカ」はまさにその通りだ。周りから褒められて恥じらいを見せる齋藤の姿も新鮮で可愛らしかった。
そんな齋藤に対して、梅澤美波は上から目線の表情が好きだと発言。
与田祐希、プロレスラーさながらの姿が話題に
続いては10万枚のストックがあると公言していた岩本蓮加が、泣いている久保史緒里をガン見している齋藤の写真を紹介。泣いている久保と好奇心旺盛な表情で見つめる齋藤の対比が面白い一枚だ。この写真は「しあわせの保護色」のMV撮影の一幕とのこと。久保はこの日ツラいことが続きすぎて泣くのを我慢していたところ、すかさず齋藤が「泣け!泣け!」と茶化しに近寄ってきたらしい。その一連のシーンが頭の中に浮かんできてクスッと笑ってしまった。他人の不幸話が大好きな橋本奈々未(2017年2月卒業)の遺伝子を、齋藤はしっかりと受け継いでいるようだ。
梅澤は電車内でスマホをイジっている加入当時の3期生の写真を紹介してくれた。そんな和やかな一幕を切り取った一枚の写真だが、与田祐希が一人だけ天を仰いでいるという謎の行動にスタジオは驚愕。
今回は全体的にバナナマンの仲の良さがいつも以上に極まっていた気がする。齋藤への必死なお願いもそうだし、与田のストレートネック疑惑に対して日村が「俺もストレートネックかも」と言った時には、設楽が「ナチュラルタートルネックかも」とツッコんだりと、終始温かい空気に包まれていた。設楽も「ガン見」のテーマで、日村勇紀がスマホを見ながら目を見開いた写真や資料をガン見している写真、食べ物を食べる直前のガン見と3つとも日村の写真を紹介してくれたが、日村について話している設楽の表情からも愛情が伝わってきた。
続いてのテーマは「怖っ!」。このテーマで強烈なインパクトを残したのは、田村が紹介した奇妙なポーズをとる早川聖来と、梅澤の足をガン開きする与田の写真だ。黒の衣装を身にまとった早川は足を開き、上半身をかがめる奇妙なポーズで、さながらホラー映画に登場しそうな雰囲気。この写真が撮影されたのは、早川がPERFECT HUMANのコスプレした時のようで、おそらく『乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)の収録だろう。この衣装がより恐怖感を増していた。
そして与田の、まるでプロレスラーのように闘志を燃やした表情で足を広げて椅子に座っている姿がかなり衝撃的だった。
「衝撃写真」のテーマでは、マジックで身体を切られている賀喜遥香、岩本の椅子に首だけを外して寝ている与田、齋藤のライブ中に万歳しているバナナマン、梅澤の味噌汁をストローで飲もうとする佐藤楓と、バラエティに富んだ衝撃写真が並んでいた。
中でも、以前「B級ニュース」で紹介されていた与田の写真はいつ見ても衝撃だ。椅子に寝ているというだけでも驚きなのに、首だけ外して寝られるのが本当にすごい。与田は「椅子が綺麗かどうか分からないから頭だけ外しておこう」と思ったらしいが、膝から下は椅子に付いている。与田の奇想天外さは健在だ。
齋藤の写真も良かった。バナナマンが振り付けを踊ってくれていることに衝撃を受けたと語る齋藤だったが、バナナマンによると齋藤の万歳三唱の合図に導かれてやっていたことが判明。設楽はいわゆる“地蔵”でライブをじっくりと見ていることが多いそうだが、日村は全力で踊ることが多いらしい。映像では「左胸の勇気」に合わせて踊る日村の映像が映し出されたのだが、関係者席でこれだけスペースを使って踊って楽しんでいるのは初めて見た。
最後は「え?UFO?」という変わったテーマで発表。梅澤の秋元真夏がロケバスの前で上空を見ている写真は、「Wilderness world」のMV撮影中のもので、大きい虫が出現してそれを見ている時のもの。梅澤は裏でもあざとい秋元を普段から撮ることが多いようだ。
自らのアザの写真を紹介したのは鈴木絢音。アザが治っていく過程を写真に収めるのが好きというのが鈴木っぽい。こういう変わった切り口の写真も面白い。日村が語っていたダンボールでできたアザというのは、過去に『乃木中』で行われたダンボール椅子でできたヤツだろうか?
柴田柚菜は、清宮レイと一緒に目をキラキラさせてどこかを見つめている写真を紹介。設楽の「何を見つけた時の?」という質問に対して、「UFO見つけた時です」とナチュラルに嘘の返答をしていたのが、トークの成長を感じられて嬉しくなった。写真の内容はというと、『乃木坂46時間TV』の撮影中にカラスがパフォーマンスしていて驚いているシーンらしい。設楽からの要求に応えて、カラスのパフォーマンスを実演する柴田はシュールで可愛らしかった。
今回の写真展企画は、ファンにとっては見どころが多くて楽しむことができた一方で、リモート収録ということもあり、盛り上がりに少し欠けた印象。