ドラマ公式サイトより

 綾瀬はるかが主演を務めるフジテレビ月9ドラマ『元彼の遺言状』の第4話が5月2日に放送される。持ち前の圧倒的な法律知識と巧みな話術、負けん気の強さを武器に謎を解明する主人公・剣持麗子(綾瀬はるか)がどんな難題に挑むのか楽しみだが、第4話の予告映像には気になる人物が登場している。

第1話・第2話の重要人物であった、麗子の元カレ・森川栄治(生田斗真)だ。

 本ドラマは同名小説を原作としているが、第1話と第2話で森川栄治の遺産をめぐる小説の内容は完結。第3話では、同じ「剣持麗子シリーズ」の最新刊『剣持麗子のワンナイト推理』(宝島社)のエピソードが実写化された。一方、ドラマオリジナルストーリーと見られる第4話は、篠田敬太郎(大泉洋)が敬愛する人気ミステリー作家が、最新作の記者発表会見で「私は、人を殺しました」と突然告白し、本当に死体が発見される……という話。なにやら麗子と相棒・篠田の“決別シーン”もあるようで、名バディの動向も注目ポイントとなるが、気になるのは栄治の登場シーンだ。

 生田斗真は、栄治とその兄・富治の2役で第1話と第2話に登場していた。生田ファンにとっては“1作品で2度おいしい”配役だったこともあり、第2話放送後には「斗真くん今回で終わり?? つらい」「久しぶりの連ドラ斗真をもっと楽しみたかった」などと残念がる投稿も並んだものだ。それだけに、次回予告で栄治が再登場するとわかり、SNSでは「次回栄治出るらしいね! 楽しみ!」「3話は斗真いなかったけど4話はいるの? なら観る!」と生田ファンはワクワクしているようだ。

 ドラマタイトルのとおり、栄治はすでに亡くなっている。予告映像からすると、栄治の登場シーンは、生前の栄二の世話をしていた篠田の回想シーンだと思われる。本を手に「いやよかった、篠田さんもお好きなんだ!」と喜ぶ栄治の姿が映し出されており、第4話に登場するミステリー作家・秦野廉(宮田早苗)は、篠田だけでなく、英治もファンなのだろう。しかし、「新たな事件と英治の関係」という気になるワードが出てくる。

故人の英治は事件にどのように絡んでいるのだろうか。

 同名の原作小説のストーリーは完結しているものの、ドラマタイトルが『元彼の遺言状』なのは、栄治が遺した「しのだをたのんだ(篠田を頼んだ)」のメッセージこそ、麗子に託された”遺言”ではないか、と推測しているのは、筆者だけではないだろう。そして、その篠田は、公式サイトの人物紹介ではいまだに「作家志望の謎の男」とされている。栄治が遺したメッセージ、そして篠田という男の謎が今後解き明かされていく展開になるのだろうか。「原作と違うエンディングを迎える」というこのドラマがどんな着地を迎えるのか、見守っていきたい。

■番組情報
月曜ドラマ『元彼の遺言状』
フジテレビ系毎週月曜21時~
出演:綾瀬はるか、大泉洋、生田斗真、関水渚、森カンナ笛木優子要潤野間口徹佐戸井けん太笹野高史萬田久子浅野和之 ほか
原作:『元彼の遺言状』『剣持麗子のワンナイト推理』新川帆立(宝島社)
脚本:杉原憲明、小谷暢亮
音楽:川井憲次
プロデューサー:金城綾香、宮﨑暖
演出:鈴木雅之、澤田鎌作、西岡和宏
制作・著作:フジテレビ 第一制作部
公式サイト:fujitv.co.jp/motokare

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