『旅サラダ』中丸雄一、騒がしい勝俣をついに完全無視「耳、死んじゃいました」

『朝だ！生です旅サラダ』（テレビ朝日系）の新任リポーター、KAT-TUN・中丸雄一の奮闘を見守るこの連載も、スタートしてかれこれ2カ月が経過した。

※前週の記事はコチラ
『旅サラダ』中丸雄一のホタテ神展開と、ラッシャー板前へのリスペクト『朝だ！生です旅サラダ』（テレビ朝日系）のコーナー「発掘！ニッポン　なかまる印」リポーターに、今年4月から就任したKAT-TUNの中丸雄一。

　それ以上に、番組の歴史が長くて深い。6月18日で、『旅サラダ』は1,495回の放送回数を記録したようだ。レギュラーの勝俣州和いわく、アニメ『ちびまる子ちゃん』（フジテレビ系）とほぼ同じ歴史を刻んでいるらしい。スゴいことである。

　今回、「発掘！ニッポン　なかまる印」で中丸が訪れたのは、長崎県の波佐見町。“焼き物の町”である同町が誇る「波佐見焼」を紹介すべく、彼はこの地を訪れた。

　カップの椅子にちょこんと座った状態でロケをスタートさせた中丸。おそらく、カップのフチ子さんを意識していたのだろう。“焼き物の町”だけに。

　偶然だろうか？　14日に放送された『一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!』（日本テレビ系）で、KAT-TUNの亀梨和也も波佐見町でロケを行っているのだ。同じ週に、3人グループのうち2人がピンポイントにリポートしたレアな町。つまり、KAT-TUNファンが焼き物に詳しくなるというミラクルウィークだったのだ。

中丸、スタジオで騒ぐ勝俣をついに完全無視

「なかまる印」では、スタジオにいるレギュラー陣がロケ先の中丸に声をかけるのが常だが、その呼びかけが適当なのだ。

　この日の天気は、文句なしの晴天。絶好のロケ日和だった。夏仕様である半袖のつなぎを着て焼き物を紹介する中丸に、三船美佳は「晴れ男！」と呼びかけた。

　スタジオからの呼びかけといえば、勝俣州和との掛け合いも見どころのひとつ。なんと、同町では焼物でつくったNIKE・エアフォースワンが展示されており、これがいい出来なのだ。触れば焼き物とわかるけども、見た目は完全にエアフォースワン。

勝俣　「いくらですか？　中丸君、いくら、それ!?　ねえ、値段いくら!?　買いたいです。買いてえ」
中丸　「（イヤモニをいじりながら）耳、死んじゃいました。すみません」

　地元民が焼き物について一生懸命説明しているのに、まったく聞かずに「値段、いくら!?」と叫び続ける勝俣。その声を完全スルーして、最後に「耳、死んじゃいました」でとどめを刺す中丸。さりげなくアクシデントをスタッフとスタジオに報告し、ロケを壊さない中丸の落ち着きはファインプレーだったし、無視されまくりの勝俣に笑ってしまった。

　今回、中丸は地元の食材でオムレツを作り、カラフルな波佐見焼で朝食をいただくようだ。手先の器用な中丸だけに焼き物制作を手伝うかと思いきや、料理である。

　これが、なかなかおいしそうなのだ。『家事ヤロウ!!!』（テレビ朝日系）ではゲストが料理することが多く、中丸が担当するのは簡単料理ばかりだった。でも、普通に料理はできる模様。そりゃあ、TOKIOやV6、SMAPと比べたら酷だし、料理がスゴ腕なら『家事ヤロウ!!!』を卒業しなければならなくなる。

　さて、ひとつだけ気になることがある。ずっと、中丸がカンペを読み過ぎなのだ。ロケの間、決してメモ帳を手放さない。それをたどたどしくガン読みしながら、いつも彼は進行する。

　YouTube「ジャにのちゃんねる」で本人が明かしていたが、「なかまる印」では前日に現場入りし、早朝6時からリハーサルをしたうえで本番に臨んでいるそうだ。そこまで用意周到なら、カンペを手放すくらいまで進歩してもいいのでは？　ファンから非難されるかもしれないが、カンペ丸読みでも中丸が許されているのは、彼がジャニーズだからである。もし、同コーナーを芸人や若手俳優が担当したならば、メモ帳頼りの進行はちょっと想像できない。

　中継を見れば、中丸が一生懸命なことは誰にだってわかる。段取りなど、覚えることもたくさんあるだろう。KAT-TUNの全国ツアーも終わり、いよいよこれからロケを本格的に覚えていくのだと期待したい。

　翌19日、中丸がレギュラーを務める『シューイチ』（日本テレビ系）で興味深いやり取りがあった。ジャーナリストの手嶋龍一が、不意に「中丸さんは土曜、日曜が忙しいですからね」と口にしたのだ。

中山　「本当に、土日の朝を独占してますからね」
中丸　「平日の朝は結構、ガラガラなんで（笑）」
中山　「そんなことはないでしょうけど（笑）。今、一番日本全国を知ってるんじゃないかと思いますけどね。波佐見焼なんかも上手に焼けますからね」

　中山秀征の“波佐見焼イジり”により、局の垣根を越えて『シューイチ』公認になった中丸リポーター。『家事ヤロウ!!!』と『旅サラダ』の親和性は元から高かったが、『シューイチ』と『旅サラダ』の親和性もなかなかのものである。

　この日の『旅サラダ』は、「なかまる印」以外にも見どころがあった。今回の番組ゲストが、元プロ野球選手の鳥谷敬だったのだ。急に、どうして!?

　野球ファン以外に説明すると、鳥谷は阪神タイガース、千葉ロッテマリーンズに在籍した名選手だ。さらに、飲み屋で市川海老蔵が先輩・赤星憲広に絡んできた際、後輩として代わりを買って出て、腕相撲勝負で海老蔵を秒殺し、ギャフンと言わせたという逸話を持っている男でもある。（※鳥谷本人は「周りに止められ、実際には腕相撲はしてない」と証言）

　大沢たかお似のイケメン・鳥谷が行ったのは、京都の旅だった。今回、彼は保津川の川下りに挑戦した。船上で舵を握り、船頭から指導を受けている鳥谷。しかし、どうもうまくいかないようだ。

船頭　「（舵の先端を指して）ここから動かさないように」
鳥谷　「めっちゃ難しいですね」
船頭　「（舵の先端を指して）ここがフラフラ動く人は、浮気症の人が多い」
鳥谷　「最悪なコメントですね（苦笑）」

　朝からシュート発言をする、保津川の船頭。というのも、鳥谷は妻帯者にもかかわらず、連夜、女性たちと盛り上がる姿を写真週刊誌に激写され“夜の3冠王”と記事にされた経験があるからだ。それを知っての、あえての発言だったのだろう。さすが、京都人の恐ろしさである。

　30代後半のジャニーズと“渋オジ”鳥谷が出演した今回。『旅サラダ』の照準を定めるターゲット層が、ますます絞れてきた感がある。

＜『旅サラダ』中丸雄一リポーターを見守る会＞
6月18日放送回：『旅サラダ』中丸雄一のホタテ神展開と、ラッシャー板前へのリスペクト
6月11日放送回：『旅サラダ』中丸雄一、“丸見え”な地上17メートルで魅せた本人史上最高のロケ
6月4日放送回：『旅サラダ』中丸雄一、土曜の朝から“服の脱がせ方”がますます上達してしまう
5月28日放送回：『旅サラダ』中丸雄一、“業務用ホース芸”をジャニーズの後輩にイジられる
5月21日放送回：『旅サラダ』中丸雄一、ほのぼの牧場ロケでメス羊たちに“拒否”されまくる
5月14日放送回：『旅サラダ』中丸雄一が“孫扱い”される不思議な世界線。食リポ姿を子守りのように見守られる
5月7日放送回：『旅サラダ』は中丸雄一を甘やかす“やさしい世界”？ 「馴染みたい」「もう馴染んでますよ！」
4月30日放送回：『旅サラダ』地方ロケもこなす中丸雄一、さすがに多忙すぎ？ 翌日の『シューイチ』を欠席してしまう
4月23日放送回：『旅サラダ』新レギュラー・中丸雄一のロケをウォッチ。KAT-TUNのコンサート会場から中継元がわかる!?