今年も残すところあと4カ月ほどとなり、騒がしくなってきたのが大みそかの恒例音楽番組『NHK紅白歌合戦』。今年はシンガー・ソングライターの吉田拓郎を筆頭に、“引退”を表明する往年のアーティストが増えていることで、ますます注目が集まっているようだ。
とりわけ『紅白』の出場者は、夏の2番組の傾向からある程度見通せると言われている。
そのひとつが、2020年以来、毎年8月に放送されている音楽特番『ライブ・エール』だ。“夏の紅白”とも呼ばれているほど、NHKが近年力を入れている2部構成の大型番組で、その豪華な出演者ラインナップは、その年の『紅白』と連動することが多いと指摘されている。
『ライブ・エール』は放送開始以来、内村光良(ウッチャンナンチャン)とNHKの桑子真帆アナウンサーが司会を担当。内村は2017年から2020年まで4年連続で、桑子アナは2017年、2018年、2020年の三度、『紅白』の総合司会を経験している。
今年は8月6日に生放送され、あいみょんや福山雅治、氷川きよし、三浦大知などが出演。機材トラブルによりMISIAと加藤登紀子の歌唱映像が中断するハプニングもあったが……。
「それ以上に話題なったのが宇多田ヒカルさんの出演でしょう。ロンドン在住の宇多田さんは、キャンペーンムービーに出演している縁で、7月21日に東京・表参道で開催されたファッションブランドのシークレットイベントにサプライズ出演し、ライブを披露したことが話題になりましたが、このタイミングで久々に国内プロモーションを展開。各番組に出演しており、『ライブ・エール』もこの一環でしょう。先日は『SONGS OF TOKYO』(NHKワールドJAPAN/NHK総合テレビ)にも出演していましたし、『紅白』出演の可能性は高いと目されています」(スポーツ紙芸能担当デスク)
大手レコード会社のスタッフは別の名前も挙げる。
「昨年も期待されていた人気バンド・緑黄色社会の『紅白』初出場も濃厚。
ほかにはこんな名前も……。
「メンバーの小田井涼平が年内限りでグループから脱退する純烈も出場が囁かれていますね。先日、ダチョウ倶楽部とのユニットを結成しましたが、今年の『ライブ・エール』ではこのコラボで、有吉弘行さんがいたことで知られる猿岩石の大ヒット曲『白い雲のように』を披露して上島竜兵さんを追悼し、視聴者の感動を呼びました。大みそかのステージでもこの両者のコラボがあるのではと見られています」(前出・スポーツ紙芸能担当デスク)
桑子アナの総合司会も堅いと見られている今年の『紅白』。水面下では中森明菜への出演交渉も行っていると言われているが、宇多田ヒカル、大黒摩季、中森明菜とカリスマ女性アーティストが揃えば話題となりそうだ。
吉田拓郎に加山雄三…中島みゆきも? 昭和のカリスマ続々「引退」で『紅白』も正念場か 早いもので2022年も残すところ半年を切ったが、シンガーソングライターの吉田拓郎が7月21日放送の『LOVE LOVE あいしてる 最終回』(フジテレビ系)を最後のテ...