大吉「一番きつかったのは、さんまさんは寝ない」
華丸「今もそう当時もっとそう」
大吉「さんまさんが寝えへんのになんでお前ら寝てんねん、24時間確認の電話が来る」
と過去の出来事を語ったのは先日放送されたテレビ東京「あちこちオードリー」でゲストに来た博多華丸・大吉のご両人だ。福岡吉本に所属したばかりのまだ芸歴の短かった華丸大吉は、当時所属が3人しかいなかった。
そんな中で、福岡吉本興業の教えの一部に「明石家さんまさんを見習え」というものが含まれていた。人を見習う時にまずは先輩を見習う事は多いのだが、真似ても本質がわかっていないと辛いだけで、結局お笑い自体が嫌になって続かないなんて事も少なくない。
別の話で「○○は月に100本ネタ作っているから、俺らもそれをやれないなら辞めた方がいい」なんて考えて気合入りまくって始めると、辞めるのが目標みたいな活動になってしまう場合もある。そもそも紆余曲折あって辿り着いた先輩の努力方法を下地が無い若手芸人が真似すると辛いのに成長もしないという何も良い事がないなんてこともあります。目標を高く持つのもいいが、その高さに向かうまでの通過点として低くて確実に乗り越えられる自分でもちゃんと出来る目標を掲げないと、何のために今頑張っているか自体が見失い分からなくなってくる。今回はそんな応援する気持ちが強すぎる余りの出来事を話していた。
明石家さんまさんは睡眠時間が短い事で有名で、特に睡眠時間に対して社員の圧が凄いそうです。
大吉「夜中の2時、3時に電話がかかってきて寝てたらめちゃくちゃ怒られる」
結局寝ないで何をやっているかが大事なのであって、寝ないという事だけにスポットを当てて怒られていた博多華丸・大吉さんはただ辛い日々を押し付けられたに過ぎない。
華丸さんは電話のかかってくる時間を予測してその時間は電話の前で待機してかかってきたらすぐ出て「寝てません」と言ってたらしい。ただ寝なければ売れるとすら思われていたこの光景はこうやって第三者が見ていたら笑い話として楽しめるが、お笑い芸人で売れる事はどうやったらいいかが分からない分、間違った努力や間違った教えが活動の方向性を見失わせてしまう。
下積み時代に売れ方について山のように襲い掛かってくる。教えている方も気づかず間違っている事があるので、それをいかに早く気づいて軌道修正するのかが大事だったりもする。
これは期待していたからこそのアドバイスでもあったのだが、応援する側が非常に高いスキルを求めるあまり、プレッシャーをかけすぎるとどんなに才能のある人でも続かないという事がこの話で凄く痛感する部分だった。
そんな状況からTHE MANZAI2014で優勝した博多華丸・大吉さんは常に冷静な目線と地に足が付いた立ち振る舞いが備わったのかもしれません。2014年のTHE MANZAIは私のコンビ、馬鹿よ貴方はも決勝に出演していたので、事前番組や決勝などで博多華丸・大吉さんが安心と安定の笑いで毎回助かっていた現場を見続けていただけに、凄いコンビだなと改めて思わされた。
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