最近、バナナマンとサンドウィッチマンによるバラエティ『バナナサンド』(TBS系)が好調のようだ。
「8月15日の2時間スペシャルは個人視聴率5.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、世帯視聴率8.0%を記録しました。
この日の好視聴率の裏には、裏番組との関係性もあったようだ。
「この日、日本テレビ系では不定期特番『はじめまして!一番遠い親戚さん』が放送され、個人視聴率5.7%、世帯視聴率9.8%を記録しました。ただし、本来なら『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』と『踊る!さんま御殿!!』の2番組がオンエアされている枠。さらに、この日、テレビ朝日系では『FIBAバスケットボールワールドカップ2023直前強化試合』が中継されており、個人3.1%、世帯5.0%でした。こちらも通常であれば『家事ヤロウ!!!』と『有吉クイズ』の枠。これら各局のレギュラー番組がことごとくなかったことから、視聴者が『バナナサンド』に流れたものと思われます」(テレビ業界関係者)
しかし、他のオンエア日を見ても、単純に「見る番組がないから」というわけではないようだ。
「『さんま御殿』が真裏にあった8月1日放送の『バナナサンド』は個人4.5%、世帯6.5%と、そこまで悪いわけではない。F2(35~49歳女性)も6.6%と獲っています。
かつてはゴールデンタイムで個人3%台の日もあった『バナナサンド』。好調の理由としては何が考えられるのだろうか?
「やはり『ハモリ我慢ゲーム』の効果が大きいでしょう。これはピアノ伴奏とコーラス隊をバックに楽曲を歌い、コーラス隊のハモリに釣られずにサビを歌い切るゲーム。昨春頃に始まった当初はコーナーの1つでしたが、今や番組を代表する看板コーナーに成長しました。ポイントはやはり、歌う俳優や女優の意外な美声が聴けるということ。もちろん、うまく歌うというよりハモリに釣られずに歌い切ることが主眼ですから、音痴でもOK。これで失敗したとしても本業と関係ないので、むしろ好感度がアップします」(同)
また、『さんま御殿』の失速も関係しているという声もある。
「常に新たなスターを生み出してきた『さんま御殿』ですが、最近は番組の起爆剤になり得るような逸材が生まれなくなっており、停滞感が否めない。また、トークのくくりも『上田と女が吠える夜』や『ホンマでっか!?TV』と似通ってきて、優位性がなくなりつつあります」(同)
いつか『バナナサンド』が『さんま御殿』を追い抜く日が来るのだろうか?
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