蓮舫(Getty Images)

今週の注目記事・1「だから『小池』『蓮舫』は嫌われる」(『週刊新潮』6/27日号)
同・2「なかやまきんに君が通う妖怪セミナー」(『週刊文春』6/27日号)
同・3「愛子さまは天皇になれない」(『週刊現代』6/29・7/6日号)
同・4「性欲モンスター内田梨瑚の爆音カレシとわいせつ動画」(『週刊文春』6/27日号)
同・5「『新NISA』開始から半年『NTT株』暴落で悲鳴『株初心者』の“点検表”」(『週刊新潮』6/27日号)
同・6「現役タカラジェンヌが告発『このままでは第2の飛び降り事件が起きる』」(『週刊文春』6/27日号)
同・7「国立市『積水ハウス』のマンションが景観論争で解体の“本当の理由”」(『週刊新潮』6/27日号)
同・8「カルロス・ゴーン(70・日産自動車元会長)被告が講師『315万円セミナー』ご満悦写真」(『FRIDAY』7/5・12日号)
同・9「『歩けない』ひろみちお兄さん(55)を襲った脊髄梗塞の恐怖」(『週刊文春』6/27日号)
同・10「2024年版フリー女子アナ『がっぽり荒稼ぎ』長者番付10」(『週刊アサヒ芸能』6/27日号)

【巻末付録】現代のSEXYグラビア採点!

 文春のトップ記事をここで取り上げないのは、これまでほとんどなかったと記憶している。

 だが、残念なことに、今週のトップ記事「彬子女王『私の使命』」、三笠宮彬子さん(42)インタビューは、ここでは取り上げないことにした。

 内容がよくないのではない。ほのぼのとした彬子さんの人柄がよくわかるインタビューである。

 だが、文春でも書いているように、この時期、彼女に聞きたいのは「皇室の存続」問題である。だが、彼女の言葉はこうである。

「我々は物心ついた頃から『結婚したら皇室の身分を離れる』と言われて育ってまいりました。ですから、三笠宮家がいずれ途絶えてしまうということは、その頃から理解していました。


『制度上、致し方ない』ということは昔からわかっていたことです。仮に私が家を残したいと思ったところで、私自身が決めることではありません。難しいですが、国会や政府の方々の決定に委ねます」

 立場上いえないのはわかるが、これなら、阿川佐和子のインタビュー欄でよかったのではないか。

 巻頭に据える文春側の意図が私には全くわからない。そこで今週は取り上げなかった。

 まずは、女子アナの話題からいこう。

 アサヒ芸能は、フリーになった女子アナたちの長者番付を発表している。

 ホラン千秋(35)の活躍は「令和のみのもんた」といわれているそうだ。

「夕方帯の『Nスタ』(TBS系)に週4日出演。ギャラは1回50万円で、これだけでも月給800万円になる。また冠番組の『出川一茂ホラン☆フシギの会』(テレビ朝日系)が昨年秋にゴールデン帯に昇格した。『ザ・ニンチドショー』(テレ朝系)でもMCを担当する猛烈な働きぶりです」(民放関係者)

 今年7月からはNetflixで恋愛チャリティ番組にも出演するから、シリーズ一括ギャラは2000万円に上るといわれているそうだ。

 長者番付堂々1位の推定収入は2億7000万円。

 2位はベテランアナの有働由美子(55)で1億7000万円。3位は高島彩(45)で1億6000万円。

 若手では森香澄(29)が6位。1億1000万円だそうである。宇賀なつみ(37)が8位で8000万円。

10位は竹内由恵(38)で5000万円だが、彼女は村田諒太や井上尚弥などのボクシングをアマゾンプライムが中継するときはMCを担当するという“おいしい仕事”があるそうだ。

 1回300万ともいわれるそうだが、彼女は大学時代にボクシング部のマネージャーをしていたそうで、その経歴が役に立っているという。

 フリーだから年増(失礼!)が多いのは仕方ないが、よう頑張ってますな。

 ところで、私の孫がよく見ているのがNHKの『おかあさんといっしょ』だ。長寿番組だが、そこで往年の人気者だった「体操のひろみちお兄さん」ことタレントの佐藤弘道(55)が、機内で体調を崩し、下半身まひ状態になってしまったというのである。

 体操のお兄さんといえば、頑健、敏捷で、まだ50代。

その彼がなぜ?

「脊髄梗塞」というのが病名だそうだ。これは、背骨の中にある神経の束である脊髄に繋がる動脈が詰まってしまうことで虚血状態になり、脊髄組織の一部が死んでしまう症状だという。

 発症の年齢も幅広く男女差もないようだ。そして健康な人を突然襲うというのである。

 彼は、仕事で体を動かし、自宅でもダンベルを持ち上げ、日々、運動は欠かしていなかったという。

 だが、飛行機などで長い間同じ姿勢をとり続けるとエコノミー症候群になり、血栓ができ、何かの弾みで血栓が流れるはずのない動脈に“飛んで”しまった可能性もわずかにあるという。

 回復には相当な時間がかかる難病だというが、体操のお兄さんだから、「前向き」にリハビリに取り組み、また元気な姿を見せてほしいものだ。

 私も昨年秋、脊髄損傷という病名の神経の病気にかかって手術をしている。以前倒れて頭を打ったためのようだが、10月頃には家でも歩けなくなり、突然膝が折れ、したたか尻を廊下に打ち付けるようなことが何度もあった。

 手術後、2カ月近くのリハビリをやり、12月の20日に家に帰って来た。

 今も週に1回はリハビリをして、散歩は毎日欠かさないようにしている。今月の初めにはヨタヨタだが、ゴルフへ行き18ホールを回りきることができた。

 神経の病気は治りにくく、まだ手の指と足の指は、満足に曲がらない。ここで諦めてはと、歩いたり、家でスクワットをしたりと何とかやってはいるが、時々、こんなことをしていても元通りにはならないという諦めの気持ちになり、落ち込むことがある。

 リハビリの要諦は「前向きな考え方」というのは間違いない。ひろみち、一緒に頑張ろう!

 お次はFRIDAYから。レバノンで逃亡生活を続けるカルロス・ゴーン被告(67)が、現地の大学で「特別講義」を始めていたことが明らかになったという。

「ゴーン氏は昨年9月、ホーリースピリット大学というキリスト教マロン派の大学で、この大学への支援を表明する会見を開きました。今回は同じ大学で、ビジネスマンを対象にした特別講義を始めた。ゴーンが講義を始めた理由は、レバノンの支配層へのアピールに他なりません」(ゴーンの知人)

 レバノンでは政治腐敗から経済危機が続いていたが、昨年8月のベイルート港爆発事故と新型コロナウイルスの蔓延でそれが一層深刻化したという。チャンスと見たゴーンは、レバノンの立て直しに自分が必要であることを示すために特別講義を始めたというのだ。

「ビジネス・ストラテジーズ・アンド・パフォーマンス・ウィズ・カルロス・ゴーン」と銘打たれた講義は、ビジネスの問題を解決する戦略について実践的な議論を行うとしている。

 今年3月24日に第1回が行われ、5月21日までに計6日間、33時間にわたって講義が開かれたという。

 日産やルノーの会長時代に築いた人脈なのか、講師陣にはジャガー・ランドローバーの現役CEOなど世界的自動車メーカーや投資会社の経営陣が名を連ね、共同でセッションを行う。

 しかも驚くべきはその受講料。一回の講義の参加者は20名に限られるが、一対一でゴーンから経営アドバイスを受けられる特典が付いて2万ドル(約220万円)もするというのだ。

 FRIDAYは講義を受けた受講生から話を聞くことができたという。

「トピックは『混乱時の危機管理』、『求められるリーダー像』、『利益や損失の管理』など10項目に及びます。しかし、蓋を開けるとほとんどゴーン氏の自慢話でしたね。倒産しかかっていた企業を立て直した事例として日産を取り上げ、『経営戦略を欠き、社員の失敗を責める古い企業体質を取り除くために腐心した』などと当時を振り返りながら話し始めました。
無駄を減らして最先端技術への積極的な投資をする一方、スキルを上げるための教育訓練を受けることを全社員に命令したことなどを自慢し、自分がうまく経営のかじ取りをしたおかげで日産やルノーが復活することができたと強調していました。
また、レバノンの現状に関しても『十分な資源があるのに統治が悪いため経済的に混乱している』と話し、自分なら国を救えると売り込みに余念がありませんでした」

 彼は逃亡中の身だが、手元には70億円を超える資産があると見られているそうだ。

 しかし、一方で、ゴーンに対する包囲網は確実に狭まっている。日本からの国外逃亡を助けたとされる元米国特殊部隊隊員のマイケル・テイラー容疑者と息子のピーター容疑者(共に小菅の東京拘置所に収容中)は、3月に東京地検特捜部が起訴した。

 ゴーンがルノーの資金を不正使用したとして、ルノーからの刑事告発を受理したフランスの検察当局は、5月29日にレバノン入りしてゴーン本人から事情聴取をする予定だという。

 果たして、日本の検察はゴーンを逮捕できるのだろうか。見物ではある。

 お次は新潮の東京・国立で起きた積水ハウスが建てたマンションが突然取り壊しになった“事件”。

 住民からは、国立駅から延びる「富士見通り」から富士山が見えなくなると苦情が出ていたが、施工主の「積水ハウス」はそんなことはお構いなしに10階建てのマンションを建て、今年の7月には住民に引き渡される予定になっていた。

 だが住民に説明もなく、突然、市に対して取り壊しを届け出たのである。積水ハウスといえば、過去にはきな臭い噂も多くあった企業である。

 よもやの、自主的な取り壊しに、メディアも大騒ぎした。

 だが、新潮によると、住民だけではなく全国から批判が寄せられたこともあるが、要は、18戸を売り出したが現在では12戸しか売れていないため、採算ラインを割ってしまっているそうだ。

 それに国立だけではなく全国から批判されていて、社のイメージがさらに損なわれると考えたのだろうというのである。

 10階建て18戸しかない小さなマンションだから、これを壊すことで得られる「信用」のほうが大きいと考えたのは当然の経営判断である。

 だが、国立市はなぜ、マンションが建てられる前に積水ハウス側に「中止」を求められなかったのだろうか。

 一つのちっぽけなマンションが建つだけで、町全体のイメージダウンになる。市は色々理由をつけていい訳するのだろうが、その責任は重いと心に銘ずるべきである。

 ところで宝塚の“浄化”はまだまだ進まないようだ。

 その一因は、あれだけの劇団員の自殺という問題を起こしながら、株主総会で阪急ホールディングスの角和夫会長が、怒号が飛ぶ中、かろうじて再任を果たしてしまったことがあると思う。

 星組の現役タカラジェンヌのA子がこう文春に話している。

「有愛さん(享年25=筆者注)のことがあって、やっと宝塚は改善されるんだと希望を持っていました。でも現状は一向に改善されません。今でも過重労働や上級生からのパワハラがある中で働いています……」

 以下は文春オンライン(2024/06/19)から。

「宝塚には入団1~7年目の生徒だけで行う新人公演という制度がある。本公演の期間中、各劇場1公演のみ若手が普段上級生がやる役を演じるこの舞台は、ファンが未来のスター候補をいち早く見定めることができる一方、有愛の心身を蝕んだ一因として遺族側にも指摘された。『長の期』(新人公演の最上級生)として新人公演の責任者を任されていた有愛は、過重労働を繰り返し、極度の疲労状態に追い込まれた。
こうした新人公演のあり方を見直す方策として、劇団は様々な“改革”を打ち出していたのだが……」

 しかし、公演回数も、1日2回公演の日を減らしたが1日1回公演の日を増やし、その日の公演後に新人公演の稽古が追加され、休養に当てられなくなったという。

 過重労働は軽減されず、上級生たちのパワハラというより“いじめ”といったほうが正確な「指導」が改まることはないそうである。

 Aはこう語っている。

「私も受験生の頃はたくさんの出番が欲しかった。でも入ってみると毎日が辛く、出番が少なくあってほしいとさえ思ってしまいます。今もギリギリの精神状態で『死にたい』と口にする仲間もいます。変わらぬ状態を知ってほしくて今回声を上げようと決めました。
 このままでは第二の飛び降り事件が起きてしまう。本当に改革を行うのであれば、もっと私たち現場のことを見て、うわべだけではない改革策を練ってほしい」

 宝塚はこのままでは必ず滅びる。いや、もはや滅びる直前なのだろう。

 お次は岸田文雄というかつてないほどの“無能”な首相の話にのせられた、哀れな庶民のお話。

 岸田首相は、今年を「資産所得倍増元年」として、貯蓄するのではなく投資へシフトすると無責任なことをいいだし、そのため新NISA(少額投資非課税制度)をスタートさせたが、国がリスクのある株に投資しろと、株屋のようなことをいい、それに虎の子の資産を闇雲に投資した株の初心者たちを早速震え上がらせたのが、NTT株の“暴落”だと新潮が報じている。

 新潮によると、「『新NISA』が開始されてから半年がたった。6月12日に金融庁が発表したところによると、今年3月末時点でのNISAの口座数は2322万7848口座。NISA口座を通じた今年1~3月の買い付け額は6兆1791億円で、うち成長投資枠が5兆1355億2762万円、つみたて投資枠が1兆435億9989万円。商品別では投資信託が56.7%で、上場株式は40.2%だったというから、成長投資枠で上場株式を買っている人も多いことがうかがえる」そうだ。
そんな「NISA勢」に人気の個別株の一つが、日本を代表する通信会社「NTT」の株であったことは間違いない。

「株式会社QUICK」の調査によると、ネット証券5社における今年4月のNISA経由のNTT株購入額は149億円で個別株首位。保有残高は641億円で3位だったという。

「NTT株は昨年7月に25分割された。その理由を『2024年から新しいNISA制度が導入されることも踏まえ』と説明したNTT社のもくろみ通り順調に上昇していた株価に、暗雲が漂い始めるのは年が明けてほどなくした頃である。1月23日に192.9円の高値を付けた後にもみ合いとなり、決算で25年3月期の連結純利益が前期比14%減の1兆1000億円との見通しを発表してから急落。6月12日に心理的節目の150円を割り込んだ後も年初来安値を更新し続け、6月18日の終値は145.5円。半年で実に約25%も下落したことになる。『NISA勢』の悲鳴が聞こえてくるような暴落ぶりなのだ」(新潮)

 ファイナンシャルプランナーの深野康彦がこういっている。

「新NISAの開始によって、これまで投資をしてこなかった人まで株を買い始めています。“バスに乗り遅れるな”といった風潮もあり、危険だなと思っていました。株価が落ち着いてからゆっくり始めてもいいはずなのに、みんな焦ってしまっている。NTTの暴落はそういう人たちにおきゅうをすえるという意味で良かったのではないかとすら思います。株はそうそううまくいかないよ、と」

 では、「新NISA」をきっかけに、投資の世界に足を踏み入れた株初心者に冷水を浴びせることになったNTT株だが、ここまで急落している原因は何なのだろうか。
経済アナリストの森永康平はこう話す。

「決算を受けて株価が下がっていった中で、“NTTは安定しているからどうせこの後すぐに株価は戻るだろう”という『逆張り』の考えで信用取引で買った人が相当多かったようです。信用取引の買いはどこかのタイミングで売らなければならないので、将来的な売り圧力になります」

 さらにこういう。

「そうした短期的な需給の問題に加えて、中長期的に見ても、政府が防衛費調達のためにNTT株の売却を検討している、という報道もあり、これも売り圧力になります。今の下落がいつまで続くのかは分かりませんが、需給の観点からは上がりにくい状態にはあると思います」

 投資家のテスタは、株初心者にこういっている。

「初心者ほど慌ててしまいますけど、心が揺さぶられないようにすることが何よりも大事ではないでしょうか。

 NISAで個別銘柄を買う人は、長期の目線を持っておく必要があります。わずかな期間の上下に一喜一憂してはいけません」

 テスタのいうとおりだが、老後の資金が2千万、いや、3千万は必要と怯えている小銭持ちが、何も考えずに飛び付いた結果であろう。

 私は悪いが同情はしない。株とは所詮そんなものである。一攫千金は夢のまた夢なのだ。

 ところで、女性が女性を殺すという事件は珍しくなくなったが、北海道旭川市の中心街から車で約20分という景勝地「神居古潭」で起きた17歳女子高生殺人は、女の恐ろしさをまざまざと見せつけてくれた。

 被害者は留萌市の村山月(ルナ)、17歳。内田梨瑚容疑者(21)からSNS上で自身の写真を無断使用したと咎められ、解決金として10万円を要求されたという。

 だが電子マネー送金がうまくいかず、怒り狂った内田と未成年を含む仲間3人が留萌市内の道の駅で村山と待ち合わせし、そこから60キロ離れた旭川市に連れて行ったという。

 暴行を受け、内田とA子容疑者からわいせつ行為まで受けていたそうである。

 そうして神居古潭の神居大橋から彼女を突き落としたというのだから、残忍この上ない殺し方である。

 これが4月18日のこと。それから約2週間後に内田とA子が逮捕されたが、内田は、「言葉遣いが気に入らない。呼び出して謝罪を求めたが、失礼な態度を取られた」と供述していると文春が報じている。

 内田は旭川市生まれ。中学時代は常に徒党を組んで行動し、気に入らない同級生をいじめ抜くなどして、取り巻きを増やしていたという。

 高校に入ると非行を加速させ、たばこ喫煙も飲酒もみんなSNSにあげてしまったそうだ。内田が異常(?)なのは、同級生の女の子にも、「ねえ、ここで私に手マンしてよ」と囁き、自分の性器を触るように要求してきたというのだ。

 レズではなく、「彼女は本当にガツガツいくタイプで、“性欲モンスター”なんです。自分の性欲を満たすためなら男も女も別に関係ないというか、彼氏のいない時期の方が少なくて、ある時はヤンキーっぽい年上の彼氏が爆音のスピーカーを載せたオープンカーで学校に梨瑚を迎えにやって来たこともあった」(高校の同級生)

 こういう記事を読むと、新潮社の斎藤十一ではないが「親の顔が見たい」と思うが、新潮が内田の母親に声をかけると、

「接見できてないので、すみません。本当にお答えできませんので」

 と答えるだけだったという。

 哀れなのは母親も同じであろう。どこかの時点で娘の非行を止められなかったかと、一人身悶えしているのかもしれない。だが、ススキノの首狩り娘のように、親は子供に対しては全く無力なのだろう。

 さて、国民の9割は愛子天皇誕生を待ち望んでいるのに、国会は何ら動きを始めようとしていない。

 このままでは愛子天皇実現は不可能だと現代は見ている。

 皇室の将来を考えているといわれる。立憲民主党の馬渕澄夫議員も、現状の議論の進め方を批判している。

「私は党の『安定的な皇位継承に関する検討委員会』の事務局長として立法府の議論に参加していますが、そこで女性天皇に関する話はまったく出ていない。世論調査では9割が容認しているにもかかわらず、現状は国民の思いを無視したまま進んでいます。永田町の論理だけで議論が進む事態があってはなりません」

 河西秀哉名古屋大学准教授によれば、「憲法第1条には、〈天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく〉とあります。つまり戦後日本では、天皇が天皇であるのは『国民がそれが良いと感じているから』だったわけです。もし愛子さまが天皇になられたら、名実ともに憲法の理念が実現するとも言えますね」

 現代によれば、女性天皇を実現するために憲法改正は必要ないという。

「憲法第2条は、〈皇位は世襲のものであって、国会の決議した皇室典範の定めるところにより、これを継承する〉となっていて、天皇の性別に関して規定していません。皇室典範を改正すれば十分です」(小田部雄次静岡福祉大学名誉教授)
皇室典範はあくまで法律である。国会で過半数が賛成すれば改正は可能で、憲法に比べてハードルが低い。大きく変更なのはこの2つの条文だという。
第1条〈皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する〉
第12条〈皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる〉

 天皇と男性のみの血縁でつながった関係を「男系」、間に1人でも女性がいる関係を「女系」という。愛子さんは父が天皇陛下である男系女子のため、第1条を改正する際は、文中の「男子」を「子女」とすればいい。しかしそれだけでは結婚されると皇室から離れてしまうので、結婚後も皇族の身分を保てるよう第12条も変える必要がある。これがいわゆる「女性宮家」の創設だという。

 しかし、実際に改正となると道のりは険しいようだ。

 白鳥浩法政大学教授がこう解説する。

「皇室典範は国家の根幹に関わる法律であり、改正するとなれば、国を二分する議論になりかねない。そう簡単に改正できるものではありません。
仮に手を加えるとなれば、議論の流れを作るのは国会ではなく、政府でしょう。世論の動向を見つつまずは有識者会議を立ち上げて、答申を受けたという体裁を整えてから、特例法を制定する形で進めるはずです」

 そうやって会議で結論が出るまでに約2年、立法に約1年かかるとして、合計で6年はかかるというのである。

 しかし、大きく変わる可能性は岸田首相にあると、現代はいうのだ。

 土壇場まで追い込まれた岸田首相が、時に大胆な奇策に打って出ることもあるから、何をやってくるかわからない。表向きには明言せず、支持率回復を狙って、国民から望まれている愛子天皇の議論を進める可能性もあるというのは河西准教授。

「仮に『即位されるのは、愛子さま一代限りで、そのお子さま、すなわち女系天皇は認めない』と線引きすれば、自民党内の保守派も納得するのではないでしょうか」というのである。

 国民の9割が支持する愛子天皇を、支持率10%台の岸田首相が、支持術アップのために実現を目指す。皮肉だが、あり得る話ではあろう。

 ところで、君は「なかやまきんに君(45)」というのを知っているだろうか。

 鍛えあげられた筋肉を強調しながらシュールなギャグを放つお笑い芸人だそうだが、2023年のタレントCM起用社数ランキングで、女優の広瀬すずと並んで6位に輝いたというのだ。

 たいしたものだが、昨年のランキングだから、あっという間に忘れ去られるお笑い界、今年はどうなのか?

 まあいい。そのなかやま君が、「妖怪を追い払えば幸せが訪れる」などと参加者に説くスピリチュアル系のセミナー「本源セミナー」に複数回参加していたことが文春の取材で分かったというのだ。

 本源セミナーの“信者”の家族から、被害を訴える声が続々と上がっているそうだ。

 本源セミナーの関係者は、「創始者の女性は手かざし治療などを行う新興の仏教系宗教法人の元信者。彼女が代表の一般社団法人がセミナーを主宰しています」という。
セミナーの内容は過激だ。身の回りのもの、例えばサントリー製品やポケモンなどが妖怪とされ、捨てるよう指導される。

「セミナーを信じない人は『妖怪人間』で、縁を切るよう促されます」(同前)

 そんなセミナーに今年3月、きんに君が変装した姿でセミナーに向かう様子を収めた動画を文春が入手したという。

 変装までして参加するというのは、何かやましいところがあるのでは?

 参加者の一人で、母親がセミナーにハマっているというAはこう語っている。

「家族が崩壊し、最近は地獄のような日々です」

 彼を苦しめているのが、「妖怪ビリビリ」と呼ばれる儀式だという。

「自分の不幸の源となっている妖怪の名前をひたすら紙に書いて破り、踏みつけるんです。これが母の毎日のルーティーンになっており、認知症気味の祖母にもやらせている」

 本源にNGとされたものは孫が描いた恐竜の絵でも捨てさせられるというのである。

 こうしたカルト系の宗教活動をする“セミナー系”という団体が目立つて多くなっていると、カルト宗教問題に詳しい紀藤正樹弁護士はいっている。

 信者がつぎ込む金額も数十万程度で、被害が顕在化しにくいのだという。

 旧統一教会のような大々的なやり方ではないが、手口は同じである。

 きんに君に、続々と寄せられるセミナーの被害についての見解を問うべく、文春が取材を申し込むと、彼からメールで回答があったという。

「知りませんでした。(家族が崩壊したことが=筆者注)事実だとしたら戸惑いを隠せません。僕自身はただセミナーを体験しただけで、それ以上のことはありません」
 だが、セミナーを見て、聞いて、おかしいとは思わなかったのだろうか。そうだとすればこの芸人、時代感覚がゼロというしかない。もう一度セミナーに参加して、どこがどうおかしいのかを確かめてきたらいい。

 さて、朝日新聞Digital(6月23日 21時19分)は、文春のオンライン番組に出た菅義偉が、岸田退陣を要求したと騒いでいる。

「自民党の菅義偉前首相は23日、文芸春秋のオンライン番組に出演し、岸田文雄首相について『総理自身が派閥の問題を抱えているのに、責任を取っていなかった。いつとるのか。いつ言及するのか。その責任に触れずに今日まできている』と述べ、9月の自民党総裁選で党の刷新を国民に訴える必要性を指摘した。派閥の裏金事件への首相の対応を批判し、事実上、首相に不出馬を迫り、退陣を要求する発言だ。
菅氏は首相と距離を置く非主流派の筆頭格。発言は反岸田陣営の動きを加速させる可能性がある。番組の冒頭、菅氏は首相の裏金事件への対応をめぐり『政治不信を払拭(ふっしょく)するには、自民党が原点に立ち返って取り組むのが当然だった。それに対しての法案を野党が出した後に自民党案がくるのは、どう考えてもおかしい』と指摘。首相が責任をとっていないことについて『不信感は一般の国民は多いと思う』と述べた」。

 誰を推すかは「決めていない」としながらも、石破茂元幹事長について「期待できる方だ。主張を変えないのがいい」と、評価したというのである。

 岸田内閣の支持率が20%を切ったにもかかわらず、岸田は「続投の意向」を見せていることに、機を見るに敏な菅が「岸田退陣」を要求したということだろうが、誰がどう考えても岸田は終わっている。

 そうなる前に、岸田を降ろして自民党を刷新しなかった「罪」は菅も麻生太郎も同じである。目先を変えれば何とかなる。これほど国民を馬鹿にした発言はない。

 岸田が自分で降りるまでに、どこまで自民党という党が落ち込み、国民の信頼を失っていくのか、岸田政権をとことんまで続けたらいいと、私は考える。

 石破も岸田同様、弱体政権になるかもしれない。今、第一にやるべきは、自民党を下野させ、自民党ではない政権をもう一度つくることであるはずだ。

 本題はそこではない。今週の最後の記事は新潮の「だから小池も蓮舫も嫌われる」という特集である。

 7人の識者(?)たちが辛口で2人をあれこれいっているのだが、私には今一つピンとこない。

 まあ、小池を学歴詐称で刑事告発した元小池側近の小島敏郎のいい分は頷ける。カイロ大卒は偽りだと多くの世間は思っているが、「『嘘なのだろうけど証明できないからしょうがない』と諦めてしまっている。これは大変なピンチです。専制政治とは、有権者による諦めに支配されることで進んでいくのです」(小島)

 自民党と同じように、東京の顔も一足早く変えようではないか。

 小池と「希望の党」で一緒にやっていた若狭勝は、小池から「自分は希望の党から国政に行く」と聞いたという。私は、国政へ出るのは構わないが、都民を踏み台にしてやろうという小池の卑しい魂胆が許せないのだ。

 山口真由信州大特任教授のいう、蓮舫は「弱さを見せろ」という指摘にも頷ける。小池は私生活での弱味がほとんどないようだが、蓮舫は子育て、離婚などを経験している。絶叫型の批判ばかりの蓮舫から、母親として、妻としての「弱さ」をもった蓮舫に変身すれば、少子化問題も有権者の心にもっと響くはずだが、今の蓮舫の攻撃一方の連呼では、有権者は引いてしまうだろう。

 両者の共通点は、親身になって相談にのったり、アドバイスをできる人間が周囲にいないことだろう。

 私は個人的には蓮舫に頑張ってもらいたいと思うが、なかなか厳しい戦いではあるようだ。(文中敬称略)

【巻末付録】

 今週は現代だけ。

「豊田ルナ アフロディーテの挑発」。アフロディーテとは美と愛と性を象徴する女神のことだそうだ。

「南みゆか だって南の海だから……」

 何もいうことはない。