FUNKY MONKEY BΛBY’Sのファンキー加藤が22日、TBS系音楽番組『CDTVライブ!ライブ!』に出演。多くの視聴者が拒絶感を示し、SNS上で批判が続出したことで「ファンキー加藤」がトレンドワード入りするほどの事態になった。
番組では、加藤のソロデビュー10周年を記念したベストアルバム「My BEST」から収録曲「吼えろ」を披露。もともとは加藤がももいろクローバーZへ提供した楽曲で、プロ野球・田中将大投手の登場曲になったことでも知られる人気曲のセルフカバーだ。
「未来を照らす応援歌」と紹介され、加藤は拳を突き上げるなどしながら熱唱。多くの視聴者を感動させたかと思われたが、SNS上では以下のような否定的なコメントが相次いだ。
「申し訳ないけど、ファンキー加藤だけはもう何があっても受け入れられない」
「いくら感動的な曲を歌っても、過去の不祥事が思い浮かんじゃってダメ」
「あんなえげつない不倫騒動があったのに、未来を照らす応援歌っていわれても」
「ファンキー加藤が普通にテレビで歌えてるのに、もっと軽いスキャンダルで干されてる芸能人が多いことに納得いかん」
その一方で「ファンキー加藤、トレンド入りで何かあったのかと思ったら歌番組に出ただけで炎上して可哀想」「アンチは嫌なら見なければいいだけなのに」といった擁護の意見もあるのだが、批判コメントが大勢を占める状況に。その影響で「ファンキー加藤」がSNSでトレンド入りするほどだった。
加藤といえば、2016年に友人だったアンタッチャブル・柴田英嗣の元妻・Aさんとのダブル不倫が発覚。加藤は元マネージャーの妻と結婚し、子どもをもうけていたが、2014年ごろから柴田の妻だと知らずにAさんと不倫関係に。柴田とAさんは2015年に離婚し、その後にAさんが加藤の子を妊娠していたことが判明した。
加藤はすべてを妻に告白し、双方の話し合いの末、Aさんはシングルマザーとして子どもを出産。加藤は子どもを認知し、養育費を払うことで騒動は終結した。加藤はグループやソロで「友情」「純愛」をテーマにした楽曲を多く世に送り出していたため、それに反するかのような「友人の妻とダブル不倫」という騒動は大きなイメージダウンになった。
衝撃的な騒動ではあったが、すでに8年が経過しているだけに「もう世間に許された」「過去のことになった」との見方もあった。しかし、単に歌番組に出演しただけで多くの視聴者が拒絶反応を起こしている状況を見ると、まだイメージ回復は遠いようだ。
最近は「多目的トイレ不倫」騒動で長らく表舞台から消えていたアンジャッシュ・渡部建が配信番組やYouTubeを中心に復活し、昨年12月にフジテレビ系『全力!脱力タイムズ』に覆面姿でサプライズ出演。今年6月には、TOKYO MXの人気番組『5時に夢中!』で活動再開後初のテレビ生出演を果たした。
渡部は「アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組」と題したYouTube番組を立ち上げるなど、地上波番組での完全復活を目指しているようだ。しかし、同じく不倫騒動の過去がある加藤が歌番組に出演しただけで猛反発を食らっている状況を見ると、渡部の地上波再進出はまだまだ厳しそうに思える。
「身から出た錆」といえばそれまでだが、生々しい不倫騒動は記憶に残りやすく、なかなか不祥事のイメージを払拭するのは難しいようだ。