Number_iの岸優太が、池田模範堂のひび・あかぎれ治療薬「ヒビケアシリーズ」の「ヒビケアパッド」の新イメージキャラクターに就任した。Number_i結成後、岸が単独で広告に出演するのは初となる。
Number_iのメンバーである平野紫耀、神宮寺勇太、岸の3人は、前グループ時代に単独でもバラエティで活躍していたが、現グループ結成後は封印。テレビでは基本的に歌番組にしか出演せず、その背景には「アーティスト路線を印象付けるため」といった理由があると推測されていた。
しかし、名実ともにトップアーティストの仲間入りを果たし、最大の目標として掲げている海外進出も着実に歩みを進めてきたことで余裕が生まれたのか、その路線にも徐々に変化の兆しが出てきた。
最初の兆しは、平野が7月に日本テレビ系バラエティ特番『3people 1minute』で、渡辺直美と共に司会を務めたことだった。次々と現れるパフォーマーたちを審査するという内容で、独特の感性から発せられる平野のコメントは「まったく変わってない!」「キンプリのころのままだ!」とファンを歓喜させた。平野がバラエティの司会をやったとなれば、岸や神宮寺がバラエティに今後出演する可能性は大きく高まる。
さらに具体的な兆しとなったのが、今月6日に放送された『ザ!鉄腕!DASH!!』。嵐の二宮和也がゲスト出演し、TOKIOの国分太一と共に奥多摩で「木の自転車」を作るという企画が放送された。
番組では、過去に二宮がゲスト出演した回を振り返ったが、そこには昨年9月まで準レギュラーだった岸の姿がバッチリ映っていた。さらに今回、国分がデザートとしてスイカを冷やしていたのだが、これは岸が育てたジャンボスイカの種から生まれたものであることが明かされた。
昨年、岸はジャンボスイカを育てて二宮に振る舞おうとしたのだが、川でスイカを冷やしていたところ上水でのゲリラ豪雨の影響による増水で流され、目的を果たせなかった。
国分はスイカを前に「あいつ(岸)の思いです、これは」と話し、二宮も「岸も来たかったはず」としんみり。画面には「今回はスケジュールが合わず…」というテロップが流れた。
普通に考えて「スケジュールが合わなかった」ということは、少なくとも番組側は岸に出演オファーを出していたと考えられる。岸の過去映像をふんだんに使用し、国分と二宮が岸について語り合ったことからも、番組的には「タブー感」は一切なく、むしろウェルカムな雰囲気を感じる。
あとはNumber_iの「バラエティ封印」が完全に解けるのを待つばかりだが、番組がこれだけ岸に言及したのは、すでに復帰間近であることの「匂わせ」という可能性がある。同番組は旧ジャニーズ(現STARTO ENTERTAINMENT)の影響が強く、本来であれば他事務所へ移籍した岸が復帰するのは難しかったはずだが、その禁断の扉が開かれる日も遠くはなさそうだ。