6人組アイドルグループ「SixTONES」の東京ドーム公演を映像化したDVD&Blu-ray『VVS(バイブス)』 が24日発表のオリコン週間チャートで1位に輝いた。しかし、推定売上枚数は前作から5万枚以上も下がっており、メンバーの熱愛連発による深刻なファン離れが懸念されている。
『VVS』は、2月から4月にかけて開催されたグループ初の4大ドームツアーのファイナルとなった4月22日の東京ドーム公演の模様を収録。DVD・Blu-ray共に初回盤・通常盤の2種類があり、特典映像なども充実している。
24日に発表されたオリコン「週間ミュージックDVD・Blu-rayランキング」では、堂々の1位を獲得。だが初週の推定売上枚数の観点で見ると、DVDとBlu-rayの合計は24.1万枚で、グループ初の単独ドーム公演のファイナルを収めた昨年11月発売の『慣声の法則 in DOME』の29.9万枚と比べて、6万枚近く売上が落ちてしまった。
SixTONESのDVD・Blu-ray作品の売上は、2020年10月発売の『TrackONE -IMPACT-』が合計25.5万枚、2021年10月発売の『on eST』が合計25.6万枚、2022年9月発売の『Feel da CITY』が合計27.6万枚、そして先述の『慣声の法則 in DOME』が自己最高の合計29.9万枚と右肩上がりを続けていたのだが、今作でいきなり自己最低記録に転落した。
SixTONESはグループ・ソロ共に活躍が目覚ましく、傍目から見れば売上が急落するような要素はない。しかし、ファンにとっては「売上が下がるのは当然」といえるような出来事が相次いでいた。
その出来事とは、メンバーの熱愛騒動だ。今年7月には、ジェシーが女優の綾瀬はるかとの真剣交際を報じられ、個人事務所を通じて「プライベートはお任せください!仲良くさせていただいております。ズドン」と浮かれているかのようなコメントを出したことでファンが激怒。さらに、9月に4泊6日のラスベガス旅行にそろって出かけたと伝えられ、火に油を注ぐ事態となった。
8月には、森本慎太郎が女優の森川葵との熱愛を「週刊文春」(文藝春秋)にスクープされた。
これを受けて、SNS上では「担降り」を宣言するファンが続出。ソフト売上などにも影響が出るのではと懸念されていたが、その心配は的中してしまったようだ。ネット上では、売上低下について以下のような厳しい声が飛び交っている。
「恋愛するなとは言わないけど、アイドルとしてファンを失望させない努力は大事。それを怠ったらファンが離れて売上が落ちるのは当たり前」
「SixTONESは『俺たちは他のアイドルとは違う』って意識が強くて、あえてオープンにしている感じがする。それが余計にファンにとってつらい」
「熱愛で冷めたというより、その後の対応やファンへのフォローのなさで冷めた人が多いのでは。ファンとしっかり向き合わなかったら、アイドルグループとしての発展は難しいと思う」
「右肩上がりだった売上がガクッと落ちて過去最低。マジでメンバーの意識とか方向性、この機会に考え直してくれ」
同じようなケースとしては、なにわ男子が昨年8月から同11月にかけて西畑大吾、長尾謙杜、高橋恭平に女性絡みのスキャンダルが立て続けに噴出。以降、50万枚以上を連発していたシングルの初週売上が30万枚台に急落するなどし、大きく勢いが低下したことで「スキャンダルの影響」を指摘する声が相次いだ。
来年、CDデビュー5周年とグループ結成10周年を迎えるSixTONES。