
2月、中村獅童と竹内結子の離婚がようやく成立した。06年9月に獅童の酒気帯び運転が発覚し、その後、車の同乗車が岡本綾だとバレたことからほころびだした2人の仲。それから1年半以上の時間を経ての決着だった。
離婚成立がここまで長引いた背景には、両者の駆け引きがあった。これまでの報道によると、不倫騒動後すぐ、竹内は離婚届を獅童に突きつけるが、子どもの親権をめぐって両者は対立。特に、子どもを歌舞伎役者にしたいと考えていた獅童側が一歩も引かなかったようだ。
「離婚に強行に反対していたのは、獅童の母親です。酒気帯び運転発覚後、獅童に謝罪会見をさせ、出演中の番組やらCMやらを降板させたのも、すべてこのステージママの判断。ここまで露骨に反省の態度を見せれば、事態は沈静化して、獅童のイメージは保たれると思ったのでしょうが、岡本との不倫に続き、高岡早紀との深夜デートまで報じられた。これによって、獅童は完全にマスコミのターゲットにされてしまったんです」(スポーツ紙記者)
この結果、獅童が悪者で、竹内は悲劇のヒロインという構図が出来上がり、そのイメージは今も続いている。女優にとって離婚はイメージダウンにつながるものだが、こと竹内に関しては、離婚騒動後に資生堂のCMが決まるなど、その影響はまったくなかった。一方の獅童は、映画『硫黄島からの手紙』やドラマで活躍するも、まともに評価されず、このままではまずいと、友人であったエイベックスの松浦勝人社長にすがり、同社に所属することとなったわけだ。