二宮和也の感動ドラマ、視聴率はイマイチでも専門家は大絶賛

 などなど、障害をテーマにしつつも、そればかりを前面に打ち出さなかったことで、逆に好印象をもった視聴者が多かったようだ。

 また、ドラマ同様に評価されたのが、二宮の演技。その表現力には、同じ障害に関わる人たちからも「弟が脳性まひだけど、まったく同じ動きだった」「障害特徴をうまくとらえていた」と高評価。ドラマで動作指導に携わった神奈川県障害者自立支援生活センターの事務局長・鈴木治郎氏も、「うまいな!と思います。とても難しい役だと思うのですが、イヤミがないですね。(略)あまりリアルにしてしまうとイヤミに見えますし、その辺のさじ加減が上手」(『DOOR TO DOOR』公式HPより)と大絶賛。

 見学に来ていた娘さんも「お父さんがいる!」とビックリしたという。ともすれば、わざとらしくなりがちで、視聴者に抵抗感を抱かせる危険性もある難役を自然に演じきった。

 視聴率こそ9.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と振るわなかったものの、「脳性まひは障害ではなく、ひとつの個性」という二宮の演技が感動を呼んだ『DOOR TO DOOR』。

 『少しは、恩返しができたかな』で第15回橋田賞受賞、『マラソン』でギャラクシー賞月間個人賞(9月度)に加えて平成19年度文化庁芸術祭賞テレビ部門で放送個人賞と、賞を総なめにしてきた二宮だが、今回はどのような評価を得るのだろうか。



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