
今回ツッコませていただくのは、バンクーバーオリンピック放送における各局のアレコレ。
まず、どうにも違和感を覚えたのは、フジテレビの相変わらずの強引な「女子アナ推し」である。
男子フィギュアスケートの放送では、横から平井理央のアップを抜くという無意味な手法を繰り返していた。ジャンプが決まった途端の「きゃあ!」と喜ぶ表情の大映しなどは、「全然知らなかったけど、実は平井理央って、選手の親族だったの?」と思ってしまったほど。
さらに、女子フィギュアスケートでは、さすがに「女子アナ押し」を封印してくるのかと思ったが、今度は他の選手が演技しているにもかかわらず、別の女子アナがとびはねるシーンを映し、こんなコメントをさせていた。
「とうとう真央ちゃんが登場しまーす!......ぜんっぜん見えませ〜ん。あはは」。
一方、相変わらず過激なのは、『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)を中心として、あちこちで言いたい放題のフィギュア解説・佐野稔だった。
トリノ五輪の金メダリスト・プルシェンコ選手復活に関して、「プルシェンコは金メダルを獲って一度引退したのに、結婚して奥さんに『今度は私のために金メダル獲って!』とお願いされたらしい。で、去年復帰したんですよ。なんてこと言ってくれたんだ!」と裏話を披露したり、「高橋選手、プルシェンコの挑発に乗っちゃダメだ! 彼は君が4回転に挑戦して失敗してくれる事を願ってる!」と断言したり。ショートプログラム終了後に、高橋大輔選手の金メダル獲得の可能性について「プルシェンコが3回ぐらいヨロヨロっとしてくれたら」などと本音トークを炸裂。