日本中が感動した、なでしこジャパンのW杯での大活躍。8月5日、なでしこジャパンのキャプテンで、W杯MVP獲得選手でもある、澤穂希選手が『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にやってきた。
このタイミングの放送ということは、当然W杯優勝をふまえての放送ではあるのだが、番組冒頭で徹子は、「ここでハッキリしておきたいんですけど」と前置きし、優勝してからのにわかオファーじゃなく、もっと前からしていたのだということを強調。ちょっと誇らしげだ。
この数日前の1日の放送で出演した安藤美姫の回もそうだったが、各界一流の人をリスペクトする徹子さん、こういったゲストの場合にはあまり「暴走」方向に向かわないことが多い。まずはW杯での出来事を振り返りつつ、監督やチームメイトの話、金メダルを触らせてもらう、それから生い立ちから現在に至るまでに触れ、といったオーソドックスな流れで番組は進んでいく。
が、番組の途中で、全く予測もしない方向から、まさかの質問が澤キャプテンに向かって飛んできた。
「男の人たちに比べて、女の人たちがやっぱりハンデだなと思うのは、生理の時だと思うんですね」
「こんなことを伺うの、どうかなと思うんですけど」
「ごめんなさいね」
と、さすがに言ってはいるものの、徹子さんはすごいところに切り込んできた。
それでも徹子の攻撃は息をつかせない。
「ホントだ、スゴい!」
「うわ~ぁ、カッコいい!」
「みんなこんな脚見たことないでしょ!」
と、「スゴい」と「カッコいい」を連呼しながら、脚をペタペタ触る。さすがマッチョ好きの徹子さん。「すごくお蹴りになる」という、ちょっと面白い尊敬語も飛び出した。澤さんの脚の筋肉には、よっぽど感激&興奮したようで、
「めったにないんで」
と、あらためてもう一度触らせてもらっていたほど。その余韻は後半でも醒めなかったのか、お母さんと一緒に撮影した昔の写真が映ったときにも、
「お母さんもずいぶんいい脚してらっしゃるのね!」
「まっすぐですよね! 外国の人みたい」
と、澤さんのお母さんの脚に注目していた。さらにおなじみの、玉ねぎ頭から出てくる飴も澤選手にプレゼント。
「アナタ世界一だから」
と、せんべいまで頭の中から出てきた! これは初めてのことだとアピールする徹子だが、やっぱり淡々と、
「ありがとうございます」
と、正面から受け止め、御礼を言う澤さん。そんな澤さん、お母さんが美人だと盛り上がる徹子の一方で、自分はルックスはお父さん似だから目が小さいと、ちょっと恥ずかしそうにする。そんな彼女に対して、徹子からの一言。
「物見るっていうのは、目の大きさじゃないですからね」
フォローのような、フォローになってないような......。徹子節の冴えた放送でした。
(太田サトル)
せんべいもらっても、ねぇ。
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