1985年から続く毎年恒例の米「ピープル」誌の特集「最もセクシーな男性」が16日に発表され、ブラッドリー・クーパーが世界一セクシーな男性に輝いた。しかし、ライアン・ゴズリングがタイトルを獲得するものだと信じていたファンは、この結果に大激怒。ライアンこそが世界で最もセクシーだと主張するデモをニューヨークで行った。デモには15人ほどしか集まらず、笑いネタとして報じるメディアも多かったが、主催者は大真面目で「断固闘い続ける」と息巻いている。
コメディー映画『ハングオーバー』シリーズで人気を集めたブラッドリー・クーパーは、ピープル誌から「最もセクシーな男性」に選ばれたことについて、「信じられない」「自分の外見はまあまあだし」と謙遜。多くの人たちが、母性本能をくすぐるブラッドリーを「最もセクシーな男性」に選んだピープル誌の判断に納得した。しかし、現在日本で公開中の映画『ラブ・アゲイン』でセクシーな大人の魅力を振りまいているライアンのファンは、「ピープル」誌は間違っていると反発。人気ソーシャルコンテンツ・サイト「BuzzFeed.com」のライターであるマット・ストペラが中心となり、「ピープル」誌に対するデモを行うことが企画された。
彼らは、すぐにFacebookに「ゴズリング・ピープル誌プロテストを支持」と題したページを作成。「17日午後1時から、ニューヨークのピープル誌本社が入るビル前でデモを行う」と参加を呼びかけ、19名ほどが参加表明をした。続けて、「BuzzFeed.com」でデモに参加する際にかぶるライアンのお面のダウンロード画像を掲載。ほかにも、「ライアンがブラッドリーよりもセクシーな科学的根拠」と題した記事を掲載するなど、デモに向けてのテンションを上げていった。