今月15日、田中美保と稲本潤一が13日に入籍したことが発表された。昨年1月、一般人からTwitter上で交際を暴露されてしまった2人だったが、順調に交際を続けていた。

田中は、かつて小栗旬と浮名を流すなどメディアを騒がしていたが、結婚の話題が取り上げられることは、不本意だったようだ。

「結婚当日ではなく週末土曜日、しかも衆議院選投開票の前日に発表をした時点で、あまり騒がれたくなかったことが伺えます。ワイドショーのない週末はテレビで芸能ニュースが報じられることも少ないですし、ほかに大きなニュースがあれば世間の興味もそちらに移ってしまいます。かつては、週刊誌から相当マークされていた田中ですから、そっとしておいてほしかったのでしょう」(週刊誌記者)

 田中は、デビュー当時から事務所を移籍する2010年頃まで、雑誌とCM以外では活動を展開しなかった。近年でこそ女優業も並行しているが、バラエティに出演することはほとんどなかった。

「05年に生放送のバラエティ番組で、トークの切り返しがまったくできず、極楽とんぼ加藤浩次に『何でここにいるの?』とツッコまれ、放送1回目の終了後に自らレギュラー降板を申し入れたことが話題になりました。

その後は、ほぼテレビとは距離を置いていました。田中は、蛯原友里山田優押切もえらと並んで、2000年代に絶大な人気を誇った女性モデルの1人であったのは確かなのですが」(同)

 田中の恋愛遍歴では、やはり小栗旬との熱愛が一番有名だが、女癖の悪さで有名な小栗だけに、1年ほどで破局を迎えてしまった。そのほかにも、BUMP OF CHICKENの藤原基央や、やるせなすの中村豪などと交際しており、相手のファンから袋叩きにあうことが多かった。

「彼女は、モデルからバラエティ番組などへの出演を経て、タレントや女優になるという芸能人のひな形コースには乗れなかった。最近、当時の田中と同じ道を辿ろうとして失敗しているといわれているのが、佐々木希です」(芸能プロ関係者)

 かねてから伝えられているように、佐々木はモデルから、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)など、バラエティ番組に進出。その後、ほぼすべてのバラエティ番組を降板し、女優業にシフトチェンジした。

そして現在放送中の『TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~』(同)を始め、女優業の方面では、演技力不足に批判が集中している。

「田中の場合、こうしたステップアップに失脚したわけですが、無理にタレント・女優業転身に固執することなく、早々に切り上げました。しかし、ファッション誌では相変わらず人気者だし、20代のうちに身を固めたことも、将来を考えれば堅実なこと。賢い選択だったという見方ができますし、彼女は“勝ち組”といっていいのではないでしょうか」(同)

 今後は、モデル業以外で注目を浴びることはなくなってしまうだろう田中。少々寂しい気もするが、さまざまなスキャンダルや批判に、田中自身辟易していたのかもしれない。そんな芸能界での苦難の末たどり着いた結婚だけに、田中の喜びもひとしおだろう。