TBSで放送される『世界陸上』メインMCに決定し、同局で会見を行った織田裕二。初MCとなる1997年から9回連続の就任で、すでに世界陸上=織田裕二という図式は、日本中に浸透している。
一部報道でもあったように、陸上競技連盟(陸連)は織田の出演に、決していい顔をしていなかったという。
「『週刊文春』(文藝春秋)で報じられたように、2009年にはTBSを挟んで、陸連と織田側が『純粋なスポーツ中継にしてほしい』『それなら降りる』と衝突しています。また、今回いよいよ続投が危険視された織田は、ギャラ3,000万円を半額の1,500万にしてでも続投したいと希望したと、『女性自身』(光文社)で報じられました」(週刊誌記者)
織田MCの『世界陸上』について陸連は、TBSに文書で内容変更を要求していたという。
「陸連は織田について『勢いばかりでコメントは薄く、気も利かない。さらにほとんど勉強もしてなくて、ほかのキャスターに比べても努力不足』と具体的に降板の意向を示しました。
当然、織田がMCに決定したことから公にはなっていないが、TBSが見つけ出した新MC候補は、実に意外な2人だった。
「1人はくりぃむしちゅーの上田晋也。バラエティだけでなくスポーツ番組でもキャスターを務めているし、知名度と実力を買われてということでしょう。そしてもう1人が草野仁。五輪キャスターも担当したことがあり、同局とは『日立 世界ふしぎ発見!』で長年の付き合いもあるなど、まさに適任でした。しかし、結局は両者とも『ギャラまで報道されてしまった織田裕二の後釜にはなれない』と、オファーが実ることはありませんでしたが」(同)
こうした事情から、織田は今回、本当にギリギリの続投だったということがうかがえる。