いまや国民的アイドルとして名声を欲しいままにしている嵐。しかし一方で、嵐人気が起こした弊害や、ジャニーズ御用達メディアがあまり触れられないようなダークな話もたびたび噴出した。

そんな嵐の2013年裏歴史をさらっていこう。

★『24時間テレビ』で二宮不機嫌&握手拒否の櫻井

 8月24~25日に放送された『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)の直前番組で、二宮和也の不機嫌な姿が映ってしまい、ファンに衝撃を与えた。当日は嵐が武道館の外から生中継を行ったのだが、集まったファンの中には勝手に写真を撮ろうとするマナー違反者も現れたという。二宮が手でバツのサインを送っても無視して撮り続けていたそうで、Twitterでは「ニノがキレた」と、二宮が不機嫌な表情でワイプに映っている画像が拡散された。

 また、同番組ではほかにも、嵐が一般来場者から募金を受け取る場面で、櫻井翔が1人だけ後ろで手を組んで立っている姿が話題に。この行動について、櫻井は去年募金に来た人に「握手してください」と言われ「握手するために募金に来たの?」と発言したと、一部のファンが書き込んだ。するとネット上では「握手ぐらいしてやれよ」「それで募金が増えるならいいじゃん」と批判の声も上がり、櫻井の行動は物議をかもした。

★嵐ファンが有名人に猛攻撃

 中高生にも人気のアイドルだけに、嵐が映画やドラマで共演した女優陣や関係者に嫉妬心を抱くファンも少なくない。今年5月、一部の熱狂的な嵐ファンから袋叩きにあってしまったのは『今、この顔がスゴい!』(TBS系、5月9日放送)に出演したモデルの玉城ティナだ。MC・櫻井の大ファンだという彼女は、番組内で「名前を呼んでほしい」と要望。櫻井もそれに応えたのだが、ファンからは「死ね」と連呼するツイートや「調子乗るな」「イラつく」などと非難が集中してしまった。中には玉城本人のアカウントに罵声を飛ばす者もいた。

 また、9月21~22日に行われた嵐のコンサート『アラフェス2013』には、相葉と『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)で共演中の志村けんや、嵐ファンの森三中・大島美幸など数多くの著名人が訪れたが、競泳の北島康介選手が開演後に「アラフェスなう」とつぶやいたことが騒動に発展。「公演中にツイートするなんて非常識」という声が相次ぎ、玉城同様に「死ね」という暴力的な言葉を並べるファンも。嵐ファンのモラルが疑わる事態となった。

★「5人を刃物で殺害します」Twitterで嵐に殺害予告!

 12月上旬、あるTwitterアカウントが「嵐のメンバー5人を刃物で殺害します」と、嵐への殺害予告をツイートし、炎上する事件が発生した。ツイート主は「二宮和也以外のメンバーを刃物で殺害し、その後に二宮和也とは無理心中します。絶対に僕を止めることは出来ません」などとつづっており、「嵐がいるから初音ミクは国民的アイドルになれない」などと主張。「クリスマスまでに必ず俺はやる」と決意を見せていたのだが、ネット上ではその後犯人が特定され、「警察機関には通報した」と報告する書き込みも見受けられた

★『ひみつの嵐ちゃん』終了、櫻井の後番組は惨敗!

 嵐ブームが訪れた後の2008年4月、プライムタイムでの初冠番組『ひみつの嵐ちゃん!』(TBS系)が始まったが、昨年3月に惜しまれつつも終了を迎えた。TBSは「5年の節目を迎え、人気番組としての大きな役割を果たし、区切りをつけた」とコメントし、後番組は櫻井のみ続投する形で、有吉弘行とメインMCを務める『今、この顔がスゴい!』がスタート。

 しかし、初回から8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、いきなり心許ない数字を記録し、その後も6%前後で推移。視聴率が低迷していると言われた『ひみつの嵐ちゃん!』でさえ終了の3カ月前には7~9%を獲っていたが、12月12日の放送では4.9%と、当然のごとく同時間帯最下位だった。5人の番組を廃止してまで始まった『今、この顔がスゴい!』だが、人気MC・有吉を用いてもなかなか波に乗れないだけに、番組の行末が心配されている。

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