嵐・櫻井翔が、雑誌で嵐ファンの呼び名「アラシック」について「僕らは1回も言ったことないから(笑)」などと発言し、波紋を呼んでいる。近年の嵐ファン増加によって「アラシック」という単語は嵐ファンだけでなくジャニーズファン以外の人にも広く知られるようになったが、ここに来て櫻井が疑問を呈し、賛否両論の反応があがっているのだ。
10月22日に新アルバム『THE DIGITALIAN』をリリースした嵐。通常盤には櫻井翔が作詞を手がけた「Take Off!!!!!」という楽曲が収録されているが、その歌にある「My fellow,ARASHIANS」という歌詞が事の発端だった。2006年リリースのアルバム『ARASHIC』や、コンサート『嵐 SUMMER TOUR 2006 “ARASHIC ARACHIC ARASICK Cool&Soul”』で使われた「ARASHIC」という単語は「嵐らしさ」との意味が込められているとされ、今では「アラシック」が嵐ファンの通称として多くの人に浸透。ところが、新曲の「My fellow,ARASHIANS」の部分を訳すと「私の仲間のARASHIANS」となることから、「嵐ファンの呼び名が変わるの?」と、ファンが戸惑っているという。
「過去に松本潤が公式携帯サイト・Johnny’s webでファンのことを『アラシスト』と表現した際もファンが困惑したそうですが、今回の『ARASHIANS』に関してもファンの反応はさまざま。『アラシアンズ定着させよう』『これから私はアラシアンズです』と受け入れるファンもいれば、『アラシックの方がいい』と反対する声も上がっていました。また、『ARASHIANS』の読み方はアラシアンズか、アラシャンズなのかと疑問の投げかける人や、言葉の響きが『スパリゾートハワイアンズ』や、テレビCMでお馴染みの水道修理会社『クラシアン』みたいだとネタにされています」(ジャニーズに詳しい記者)
そんな中、同24日発売の「オリスタ」(オリコン・エンタテインメント)11月3日号では「My fellow,ARASHIANS」の歌詞について質問を受けた櫻井が「いや、みんな“アラシック、アラシック”いうけど、僕らは1回も言ったことないから(笑)、言葉として定義づけたいなと思って。“My fellow”っていうのが、“自分たちを含む仲間たち”みたいな意味」と、説明。オバマ大統領の就任演説の第一声をヒントにしたそうで、櫻井が名づけたアルバムタイトル『THE DIGITALIAN』と引っかけて作った単語だと語っていた。
「『アラシック』という呼び名は、2008年前後から増えた、いわゆる“新規”のファンが多用し始めたため、それ以前のファンは違和感を抱いている人も多かったようです。『こうして否定してくれて感謝』『櫻井がはっきり言ってくれてスッキリしてる』『命名しなくても普通に嵐ファンでいいじゃん』という声もあり、デビュー当時から見守るファンからすれば『アラシック』ではなくメンバーが正式な呼び名を発信してくれたことに喜びを感じているようです」(同)
メンバー提案の呼び名に素直に賛同する人や、「アラシック」という単語に違和感を持っていたファンからは櫻井を「さすが」と崇める人など、さまざまな話題を呼んでいる「ARASHIANS」問題。今後はこの言葉がファンの間でどう発展していくのだろうか?