フリーアナウンサー・羽鳥慎一の再婚が、9日付のスポーツ各紙で報じられた。お相手は、かねてから伝えられていた『ファースト・クラス』(フジテレビ系)などを手がける脚本家・渡辺千穂氏で、8月の時点で入籍していたという。

翌10日放送の『モーニングバード!』(テレビ朝日系)生放送でも、羽鳥は「引き続き静かにがんばります」とコメントしてスタジオの笑いを誘っていたものだが、その裏でテレ朝内からは、戸惑いや怒りの声が聞こえているのだという。

 羽鳥は2012年5月、元妻であるアロマセラピーインストラクター・羽鳥冬子さんとの離婚を報告している。原因については「多忙でのすれ違い」としていたが、1年後の13年5月には、今回と同じようにスポーツ各紙で渡辺氏との交際が伝えられた。

「その直後、実は羽鳥が離婚前から渡辺氏と交際していたのではと、『フライデー』(講談社)が報じました。スポーツ紙の報道は、不倫疑惑と報じられる前に、羽鳥サイドが“先手”を打ったとみられています」(週刊誌記者)

 そこからさらに1年以上が経過し、ほとぼりが冷めてから再婚を発表という流れだろうか。

「この再婚発表については、テレ朝関係者でさえ完全に置いてけぼり状態だったんです。
現在所属している宮根誠司のプロダクションに移籍して以降、彼のマネジメントは完全にバーニング任せですから」(同)

 古巣である日本テレビ退所後、羽鳥の新プロダクションとの契約や、離婚時のメディア報道については、“芸能界のドン”こと周防郁雄社長率いるバーニングプロダクションが統制していた。今回の再婚に関しても、 “B担”と呼ばれるスポーツ紙記者たちが、同社から極秘の招集を受けていたのだという。

「土曜日にバーニング幹部から羽鳥再婚の説明を受けて、日曜日には一斉に報道が出ました。ところがテレ朝には何の情報も降りてこず、羽鳥側のスタッフも『とりあえず触れないで』という対応。自社で冠番組を持つキャスターのビッグニュースに、報道どころか取材さえできないなんてと、スタッフは怒りを露わにしていましたよ」(テレ朝関係者)

 こうした情報操作の甲斐あってか、羽鳥のスキャンダルな“不倫乗り換え疑惑”はほぼ封じられたことになった。なお冬子さんは元夫の再婚報告について、オフィシャルブログでは一切コメントをしていない。
当然離婚に際しては、渡辺氏の存在さえ知らされていなかったというが、苗字を旧姓に戻すことなく沈黙を貫く彼女は、今回の“仕組まれた再婚報告”に何を思うのか――。

※画像は「ヒーロー/明日へ」/Dreamusic