「日経エンタテインメント!」2015年1月号(日経BP社)で、「バラエティ平均視聴率年間ランキングTOP50」が発表された。1位はTOKIOのレギュラー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)で、平均視聴率18.4%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)を記録。
2014年1月1日~11月16日までの視聴率データを元に「日経エンタテインメント!」編集部が作成した同ランキング。バラエティ、音楽、紀行のレギュラー番組で、放送時間が午後6時56分~11時台の番組を対象としており、1位に輝いたのは昨年の3位から上昇した『DASH』。1995年11月にスタートした同番組は、98年まで午後11時~午前0時台の放送だったものの、98年4月には現在放送されている日曜午後7時台のゴールデンタイムに進出。最近では「DASH海岸」「DASH島」などの企画が安定した人気を誇り、12月7日の放送でも20.1%の高視聴率を獲っている。
「日テレの日曜日は『DASH』からの流れで高視聴率が続いており、同ランキングでも2位は『DASH』の後番組『世界の果てまでイッテQ!』(平均視聴率18.3%)、3位は『行列のできる法律相談所』(平均16.5%)と、上位に位置しています。4位に『ぴったんこカンカン』(TBS系)が入っていますが、5~8位を日テレの番組が占めています。また、9位には『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)がランクイン。平均は12.6%とフジではトップの記録で、昨年の17位から大幅のランクアップに成功。『スマスマ』は直近の数字でも、12月8日に14.8%と民放1位を記録していました」(芸能ライター)
一方、嵐の冠番組『VS嵐』(フジ系)は、平均12.0%で20位。昨年の17位からランクダウンしてしまった。また、昨年43位だった『嵐にしやがれ』(日テレ系)は10.8%で、38位に入り込んだ。
「TOKIOは『DASH』が強いだけでなく、個人のレギュラー番組でいえば国分太一出演の『ぐるぐるナインティナイン』(平均13.4%)が7位、山口達也がMCを務める『幸せ!ボンビーガール』(平均12.1%、ともに日本テレビ系)も18位にランクイン。SMAPは、中居正広が出演する『ザ!世界仰天ニュース』(平均12.4%日、本テレビ系)、『中居正広の金曜日のスマたちへ』(平均12.1%、TBS系)が20位以内に入っています。嵐はテレビの視聴率を“持ってない”と言われていますが、14年もテレビ界では良い結果を残せませんでしたね。しかし、CDセールスの面では相変わらず好調。シングル年間ランキングで『GUTS!』『Bittersweet』『誰も知らない』が2~4位に入り、アルバムランキングでも10月発売の『THE DIGITALIAN』は『アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック』に次ぐ年間2位(サウンドスキャン調べ)に入っていました」(同)
テレビ界でのジャニーズ勢の活躍を振り返ると『DASH』の企画で体を張り続けたTOKIOや、今夏には『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』(フジテレビ系)で「45分3秒のノンストップライブ」に挑戦したSMAPなど、ベテラングループが奮闘を見せた1年だった。この序列に変化が訪れるのか、15年もジャニーズ勢の躍進に期待したい。