ヒロミ、10年ブランクでもテレビで“有効”なのは「お笑い業界の構図」のおかげ?

ヒロミ、10年ブランクでもテレビで“有効”なのは「お笑い業界の構図」のおかげ?

 10年ぶりのテレビ露出で再ブレーク中のヒロミが、『行列のできる相談所』(日本テレビ系)において、共演者であった林家正蔵に土下座謝罪した。

 2人は1993年にスタートした子ども向け料理番組『モグモグGOMBO』(日本テレビ系)で共演。正蔵は当時、こぶ平を名乗り、名落語家である林家三平の息子という立場から、お坊ちゃんキャラとして知られていた。ヒロミはそんな雰囲気をぶち壊そうと、年齢も芸歴も上のこぶ平を「お前」呼ばわりし、頭を叩いたり、茶髪にさせるなど乱暴を働いていた。本人も承知の上とはいえ、当時を振り返り「大変申し訳ございません」と謝罪したのだ。

 ヒロミは、ビートたけしを“おじさん”、所ジョージを“所っち”、和田アキ子を“アッコちゃん”など、格上の芸能人に物怖じしないキャラクターで知られた。高校卒業後、サラリーマンを経て、漫才師の星セントに弟子入り。1986年にデビット伊東、ミスターちんとともにB21スペシャルを結成。芸歴は今年で29年になる。

 ヒロミがタメ口で接するとんねるずのデビューは80年で芸歴35年、ダウンタウンは82年デビューで芸歴33年、ウッチャンナンチャンは85年デビューで芸歴30年といずれも先輩にあたる。

「芸人の世界は1年でも先輩ならば、敬うべきとされています。事務所も年齢も関係ありません。例えば、千原兄弟は89年デビューで芸歴は26年ですが、弟の千原ジュニアは15歳でデビューしているため、ナインティナインはじめ“年上の後輩”が多くいますが、みんなジュニアにきちんと敬語で接しています。ただ、ダウンタウンとウッチャンナンチャンのように双方が了解の上で、ほぼ同期として認め合うような例もありますね」(放送作家)

 B21スペシャルと同期にあたるのは、ネプチューン名倉潤ホンジャマカ木村祐一などだ。ただし、芸人の世界では、コンビを解散し別の人間と組んだ場合、芸歴が浅い方に合わせる慣例もある。名倉は、ネプチューンの原田泰造堀内健が90年デビューのため、芸歴は25年の扱いとなる。

爆笑問題は88年デビューの芸歴27年なので、ヒロミとは2年しか違わないことになります。『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)では兄貴分キャラとして知られましたが、実は一部の出演者とは芸歴はほとんど変わらなかったのです」(前出・同)

 いわばヒロミのポジションは、とんねるず、ダウンタウン、ウンナンなどのお笑い第三世代と、ボキャブラ芸人をはじめとするお笑い第四世代、さらに次の第五世代の間をつなぐ存在で、その点を重宝がられているのかもしれない。お笑い業界の構図はここ20年ほどほとんど変わっていない。ヒロミのポジションは現在も有効であることは間違いなさそうだ。
(平田宏利)

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