8月2日に放送された窪田正孝主演『デスノート』(日本テレビ系)の第5話の視聴率が8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したことがわかった。前週の第4話は10.6%で3話の8.7%から持ち直していたが、5話にして自己ワーストを更新してしまった。



 名前を書いた人間を死に至らしめる「デスノート」を手にした夜神月(キラ)を窪田が演じ、月を追い詰める名探偵・Lを山崎賢人が演じているドラマ版『デスノート』。初回は原作マンガ、藤原竜也松山ケンイチが好演した2006年の映画版の人気もあって16.9%のロケットスタートを切ったが、2話で12.3%、3話は8.7%と右肩下がりに。前週は10%台で2ケタに戻っていたが、ついには初回の半分以下にまで転落した。

 5話は「第2のキラ」と呼ばれる“ミサミサ”こと弥海砂(佐野ひなこ)が月の自宅に押しかけたことにより、Lの中でキラは月であるという疑いがより一層深まることに。月と海砂は協力してLの殺害を企てるも、終盤ではLに「(海砂を)第2のキラ容疑で逮捕した」と告げられた月が絶望したところでエンディングを迎えた。

「初回から演技やメイクについて辛辣なコメントが上がっている山崎版のLですが、5話も白いシャツを脱いで上半身裸になるというお決まりの“お着替えタイム”は健在。『Lの裸はもういい』『毎回、Lの着替えシーンいらない』という声や、『Lがヘタすぎて月が気の毒になる』と、厳しい声は減りません。また、月が犯人とわかっていて、わざと刺激する言動を取っているLに対して、『追いつめ方が古畑任三郎に見える』などと、ドラマ『古畑任三郎』(フジテレビ系)に似ているというツッコミもあります」(芸能ライター)

 一方、5話は月と海砂が中心に描かれ、海砂にも注目が集まった。月の部屋には監視カメラが設置されているにもかかわらず、デスノートやキラの話題を切り出そうとする海砂に、月が心の中で「ダメだ……この子は空気が読めない!」とつぶやくシーンが「シリアスなシーンなのにコミカルすぎる」と視聴者の笑いを誘い、ネットは大盛り上がりとなった。

「しかし、この“ウザキャラ”とオーバー気味の演技に対して『ミサミサの空気の読めなさが腹立つ』『窪田の演技が迫真すぎて、ミサミサが別世界』と、批判が出ていました。また、エンディングで海砂の“拘束シーン”がありましたが、映画版の戸田恵梨香と比較する声が多く、『ミサミサの足がムチムチすぎ』『足がたくましい』『やっぱミサミサは戸田恵梨香のが良かった』など、さまざまな意味で話題に。佐野が演じるミサミサの“バカっぽさ”は、映画よりも『原作に近い』と評価する声もあるのですが……」(同)

 折り返し地点となる5話で最低を記録してしまった『デスノート』だが、残りで盛り返すことはできるだろうか?

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