4月13日にスタートした連続ドラマ『世界一難しい恋』(日本テレビ系)で、一流ホテルを経営する若き社長役を演じている嵐・大野智。自身は10代からジャニーズ事務所でJr.として活動してきたが、その頃に合宿所で面倒を見てくれたジャニー喜多川社長の姿や出来事を振り返った。
14日放送のラジオ番組『ARASHI DISCOVERY』(FMヨコハマ)で、リスナーからの「大野くんの知っている社長さんはどうですか?」というお便りをきっかけに、「社長といったら、やっぱりもうジャニーさんですよ。子どもの時からお世話になってるんで」と、切り出した大野。“社長”といえば一般的には会社のトップとして部下を指揮する立場だが、大野いわく、ジャニー社長は「全部自分でやっちゃう人」だという。
かつてジャニーズ事務所が管理していた合宿所に泊まった際は、ジャニー社長が「ほらYOU、ヤバイ! 遅刻しちゃうよ。ほら、学校行きな」と、学生のジャニーズJr.たちを起こしてくれたそうで、
「どっぷり甘えちゃうんだよね(笑)。『ほらほら、学校行かなきゃダメだ』って、車で近い駅まで送ってくれて『はい! 行っといで!』みたいな。ほんでね、例えばレッスン終わって、また合宿所戻るじゃない。夜とか『何が食べたい?』みたいになって。『じゃあ、わかった。作るから、ちょっと待って!』みたいな。ほんでね、(社長が)肉料理作るんですよ。全部やるんですよ。
と語り、社長自らが積極的に動き回る姿勢に感銘を受けた様子の大野。とはいえ、ジャニー社長はタレントを甘やかすだけではなく、褒める時は褒め、ダメ出しもきちんとしてくれるという。
「褒める時、めちゃめちゃ褒められる。で、ダメな時、めちゃくちゃ言われたことあるからね。『しつこいな!』っていうくらい言われたことあるもん。『もー、あんなの二度とやんないで。最低だったよ。もうYOU、ホント最低。信じられない』って、すっごい言われんの」
しかし当時、まだ子どもだったという大野は、こうした厳しい言葉を受けてふてくされてしまったそうで、ジャニー社長から「YOU、怒ってるの?」と気遣われたとか。大野は「いや、怒ってない」と否定したものの、「怒ってるよ。絶対、怒ってるよ」との応酬を繰り返したといい、
「ずっとふてくされると、ちょっとたってからジャニーさんも『ちょっと言いすぎた』って気にし始めるんだよね。そーっと横に寄ってきて、『うーん……ごめんね』って言うんだよね(笑)。
と、なんとも微笑ましいエピソードを告白。そんな若手時代を回顧し、最後には「本当にね、いい社長ですね。この事務所に入ってよかったと思いましたね。ずっと尊敬できる社長ですね。これからもまた世話になります!」と、敬意を表していた。
現在のジャニーズ事務所の発展は、やはり親身になってタレントと接するジャニー社長の人柄あってこそなのだろう。今後もアクティブに行動し、現場を盛り上げてくれることを願いたい。