ジャニー喜多川社長の「解散否定」発言により、再びグループの活動が注目視されているSMAP。「25周年緊急ライブ」開催の可能性を伝えた「女性セブン」(小学館、5月26日号)では活動継続にあたる“最大の問題”として、「メンバー間の溝」を懸念していたが、ファンはこうした報道に疑問の声を上げている。



 SMAPは1991年9月にCDデビュー。本来ならばおめでたいアニバーサリーイヤーとなる予定だったはずが、今年1月にグループの解散・独立問題が表面化し、大騒動に発展。しかし5月上旬、ようやくジャニーズ事務所のジャニー社長が解散を否定するとともに、25周年のイベントは「盛大にやるべき」と明言したことで、風向きが一変した。

  そんな中、「女性セブン」がSMAPの25周年ライブに関し、「実現に向けて動き出した」と報道。事務所サイドは11月のツアー開始を目指し、急きょ会場探しをスタートさせという。

「解散回避、ツアー決定と徐々に平穏を取り戻しつつある一方で、SMAPメンバーに関しては“不仲説”が後を絶ちません。『セブン』でも、1人だけ事務所残留を決めた木村拓哉と、“独立組”とされる中居正広稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾の確執は『いまだ根深い』と報じています。同誌によると、4月末に行われた『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の収録はメンバー間の会話が一切なかったとか。また、記事内ではテレビ関係者が『今までずっと一緒だった稲垣さんと草なぎさんの楽屋が別々になっていたのも気になりました』と、コメントしています」(ジャニーズに詳しい記者)

 しかし、SMAPファンは、こうした不仲報道に強い違和感を抱いているようだ。

「確かに『スマスマ』の楽屋は稲垣・草なぎが同室だったため、2人は“楽屋コンビ”などと呼ばれていました。でも、数年前に収録がフジテレビの湾岸スタジオで行われるようになってからは、1人ずつの楽屋になったはずです。2人の楽屋が別々になっていたことはファンにも周知の事実で、いまに始まったことでないのに……。
まるで1月の騒動でメンバー間がギクシャクしたことによって楽屋が別々になったように書かれていて、疑問に感じました」(SMAPのファン)

 実際、昨年9月に放送された『テレ朝SMAPバラエティ部 スマシプ! 全然ゆるくないバスの旅~秋の3時間SP~』(テレビ朝日系)の中で、中居が稲垣&草なぎの楽屋事情について「湾岸(スタジオ)に移ったら、2人(の楽屋)が普通の1つになっちゃった」と発言。現在、2人の楽屋が別々になっているとしても、解散騒動の影響ではないのだろう。

「また、『女性セブン』では『メンバーの中で木村と最も距離が近かったのは草なぎ』だったため、草なぎが木村とほかのメンバーを結びつける『接着剤の役割』になると伝えています。しかし木村といえば、どちらかというと草なぎよりも稲垣と仲が良く、プライベートでメールをしたり、ゴルフに出かけたというエピソードもあるほど。稲垣は、年齢的に真ん中とあって“中間管理職”と呼ばれる存在です。メンバー間が微妙な関係だとしても、それをつなぐのは稲垣だと思いますよ」(前出・記者)

 とはいえ、今回の報道に対しては「SMAPライブ、11月以降あるかもって……本当なら泣く」「ツアーが11月でもいいから、ファンとSMAPが会える場所がほしい」と、ポジティブな反応も上がっている。一部ファンからは映画館などでの「ライブビューイング」を求める声も出ているだけに、まずはツアー開催の正式発表を心待ちにしたい。

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