SMAP解散において、唯一ジャニーズ残留を表明したという木村拓哉について、29日発売の「週刊現代」(講談社)は、妻・工藤静香と話した結果、家族のためを思って残留を決めたと報じている。あるテレビ局関係者は「この内容は、木村を擁護する記事に見えますが、メリー喜多川副社長は激怒しているでしょうね」と明かす。



「同誌によれば、元チーフマネジャー・飯島三智氏が独立を決意したのは昨年1月。この時は確かに木村も飯島氏に同調していましたが、これを聞いた工藤が大反対し、家族のためにジャニーズに留まるよう説得したと伝えています」(前出・テレビ局関係者)

 木村の“家族思い”な面が、結果的にメンバーとの確執を生んだのならば、「SMAP解散が、木村の裏切りによって起こされたという世間のイメージも変わってくるはず」(同)という。木村を“悪者”にしたくないジャニーズにとっては、一見ありがたい記事のように思われるが……。

「飯島氏と対立関係にあったメリー氏は、工藤と仲がいいので、木村のジャニーズ残留に工藤が動いていたことも知っていたはずです。ただ、それが公になると、世間に『木村は妻の言いなり』『妻の尻に敷かれている』とネガティブに受け止められる危険性があり、メリー氏はそれをかなり恐れているようなのです。元来の“かっこいいキムタク”像に傷がつくのが、嫌なのでしょうね。
なので、『週刊現代』の記事内容は、メリー氏的には完全NG。付き合いのある媒体だったら、即クレームを入れていたのでは」(同)

 この“メリータブー”は、かなり早い段階で、報道に影響をもたらしていたようだ。

「独立騒動が明るみになった1月14日、『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)が各スポーツ紙を並べて、記事の紹介・比較をしていたのですが、そこに『サンケイスポーツ』が入っていなかったんです。『サンスポ』はその日、工藤が木村の独立を思い留まらせたといった内容を掲載していたため、ジャニーズから“サンスポを取り上げるな”と圧力がかかり、番組が丸ごとスルーしたものとみられます」(スポーツ紙記者)

 しかし、木村残留の裏に、工藤の意向が関係しているという話は、すでに広く知れ渡ってしまった。

「木村が工藤の尻に敷かれていることより、メリー氏がそれを必死に隠しそうとしていることの方が恥ずかしいと語るマスコミ関係者も多いですよ」(同)

 もはや全てが裏目になっているメリー氏のマスコミ対策だが、木村本人の本心が明らかになる日は訪れるのだろうか?