高畑裕太容疑者が逮捕前に収録を済ませていた『1周回って知らない話』(日本テレビ系)の初回が7日に放送され、平均視聴率11.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。どのような放送になるのかと視聴者の注目が集まっていたが、オンエア上の高畑容疑者は、ボカシ処理されていた。



 同番組は過去5回にわたって特番放送されており、今回から満を持してレギュラー化。東野幸治が司会、川田裕美アナウンサーがアシスタントを務め、“今どきの視聴者”がゲストに疑問をぶつけるトークバラエティーとなっている。初回スペシャルには澤穂希、宮根誠司とビッグネームが名を連ねた。

「高畑容疑者は“今どき芸能人代表”としてレギュラー出演が決まっていました。しかし、同番組初回の収録後に、強姦致傷容疑で逮捕され、高畑容疑者を起用していた各局は大混乱に。特に日テレは、8月27~28日の生放送『24時間テレビ 愛は地球を救う』のパーソナリティー、また特別ドラマ『盲目のヨシノリ先生 ~光を失って心が見えた~』にもキャスティングしており、こちらは撮り直しや代役で乗り切りました」(テレビ局関係者)

 そのため、『1周回って知らない話』についても“収録のやり直し”か、もしくは“番組自体を白紙化する”といった選択肢が予想されていたのだが……。

「撮り直しができればそれがベストですが、初回とあって豪華メンバーが集結したため、そのメンバーのスケジュールを再度合わせることはかなり困難です。また番組を潰しても、放送日までに代わりに用意できるものがない。もし奇跡的にそれらの案がかなったとしても、その分また莫大なお金がかかってしまうわけです。さらに、高畑容疑者の出演部分をカットしようにも、彼はカメラの正面、ど真ん中に座っていたので、継ぎ接ぎできなかったとか。そのためボカシ処理は、致し方なかったのでしょうね」(同)

 しかし、大勢の中に一箇所だけグレーのシルエットが浮かび上がっていたため、ネットでは「ボカシが露骨すぎる」「心霊映像みたいで怖い!」「薄気味悪い……」などと、騒ぎになってしまった。

「今年度スタートの民放バラエティが軒並み1ケタ発進だった中、『1周回って知らない話』は2ケタ発進。
皮肉な話ですが、高畑容疑者の出演が話題を呼んで“怖いもの見たさ”でチャンネルを合わせた視聴者も少なくなかったのかもしれませんね。日テレ的には結果オーライでしょう。しかし大事なのは2回目以降、数字を保つことができるのかは定かではありません」(同)

 高畑容疑者のせいで大損害を被った日テレ、無事『1周回って知らない話』の視聴率を軌道に乗せることはできるのだろうか?

※画像は『1周回って知らない話』(日本テレビ系)公式サイトより

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