6月17日から、タッキーこと滝沢秀明くん主演の映画『こどもつかい』が公開になりましたね。おめでとうございます! 滝沢くんは、ファンの人たちに“人格者”として知られていますが、もうまさにその通り。
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まず滝沢くんは、舞台などで共演するJr.の名前と顔は、どんなにチョイ役の子でも全員覚えてくれていました。それに、出演者全員のJr.一人ひとりと触れ合えるステージ構成を組んでくれるんです。そうそう滝沢くんって、本番中にもかかわらず、マイクが入っていない状態の時は、結構Jr.と話してるんですよ。公演が始まる直前に、滝沢くんから「俺、今日テンション上がらないから、本番中にお前の話で盛り上げてくれよ」と無茶ぶりされて、ステージ上で滝沢くんに小話を披露したりしましたね(笑)。当然、マイクが入っていないから、お客さんには何も聞こえないんだけど、「タッキーが本番中、Jr.の子と何かしゃべって笑ってる」というシーンを目撃したことがある人も多いんじゃないかな。滝沢くんはそうやって、Jr.とコミュニケーションを取ってくれるんですよ。
みんなは、「そんなこと、練習中にすればいいのに」と思うかもしれませんが、滝沢くんは座長として多忙を極めていて、メインキャストではないJr.とはリハーサルも一緒にできないほど。だから、本番のステージ上くらいしか、話す時間がないんですよね。
あと滝沢くんは、Jr.が“とっさに面白いことを言えるようになるための訓練”をしてくれていたのかもしれませんね。楽屋挨拶に行く際、「Jr.は滝沢くんを笑わせる話をしなければいけない」という伝統があって、そこでウケると、滝沢くんがその話をファンの前でも披露してくれるんです。こういうトークがうまかったのがSnow Manで、滝沢くんに気に入られて、“上に行った”という印象がありますね。
叱り方も独特でしたね。まず滝沢くんは、絶対に怒鳴るような叱り方はしません。でも、“圧”はすごい(笑)。「お前、どうしてこうなったと思う?」と淡々と話して、Jr.自身に口で説明させるんです。そうすることでJr.は、「自分の何がダメだったのか」をしっかり把握できるようになる……というわけ。そういう叱り方も、ちゃんと考えてるんだろうなと思いました。
それに、滝沢くんは、Jr.同士の関係も気づかってくれました。舞台の打ち上げでお酒の席が用意されるんですが、10代のJr.は当然参加できない。
嵐の櫻井翔くんが、『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)で共演した滝沢くんに、「Jr.の面倒を見すぎて、自分のことが手薄になってない?」と質問していましたが、正直言って滝沢くんは「Jr.の面倒を見すぎだけど、自分のことも手薄にしていない」が正解なのではないかと思います。一切隙を見せない仕事人で、Jr.から尊敬され愛される先輩……滝沢くんは、ファンのみんなが思い描いている「滝沢秀明」そのままの人ですよ。