ジャニオタの人って、よく「メンバー同士がワチャワチャしてるのが可愛い!」って言いますよね。ステージ上で肩を抱いたり、見つめ合ったり、雑誌のインタビューで親密なエピソードを語ったり……そういう絡み方は、素でやってるのか、全て演技なのかと疑問に思う人もいるかもしれませんね。

今回はそんなジャニーズアイドルの“ワチャワチャ”の舞台裏について話そうと思います。

【元Jr.独占手記バックナンバー】
ヤラカシは全員「頭おかしい」――ハゲ散らかしたおじさん、スパイのような女も
なぜJr.はタッキーが好きなのか? 滝沢秀明の「誰もマネできない後輩育成術」
初体験の相手は、ファンのお姉さん。ジャニーズとつながるのは「簡単」!


 最初に断言しておきますけど、ワチャワチャというか、BL(ボーイズ・ラブ)っぽいノリは、みんな計算してやっています。そうすると、ファンが沸くというのをわかった上で、ちゃんと意識して“営業”してるんです。例えば、『ザ少年倶楽部』(BSプレミアム)のリハーサル室では、シンメや仲の良いJr.と、「この曲のフリーのところで、じゃれ合おうぜ」「後ろから抱きつくから」なんて、しっかり打ち合わせしています(笑)。雑誌の写真撮影などで、ほっぺたをくっつけたり、肩に頭を乗っけたりするのも、当然全て計算ですし、あと、特定のちびっこJr.を「可愛い可愛い」とチヤホヤするJr.が結構いますけど、それも戦略的にやっていること。自分の言動が、ファンの目にどうやって映るかは、常に考えているものですよ。

 そうやってファンを獲得しようとすることを、誰も恥ずかしいと思っていなかったから、Jr.同士で“どういう風にイチャつくか”という打ち合わせするのも何ら珍しくない光景でした。事務所の人も、そうやって積極的に“営業”しようと頑張るJr.に対して、「あの子はわかってるな」と目をかけてくれていましたね。むしろ“ファンはJr.同士のワチャワチャや、BLっぽい絡みを望んでいる”と気づけないJr.は人気が出ない……という共通認識があったように感じます。

 僕も入った当初は、Jr.がじゃれてるのがウケるって、よくわからなかったんですけど、徐々に気づいていった感じ。ファンの子は、自分の応援してるメンバーが、ほかのメンバーを抱きしめる姿を見て、「あぁ、あの子はこんな抱きしめ方をするんだ……」と自分に置き換えて楽しんでると思いながら、実践していました。



 メンバー同士の“ワチャワチャ”といえば、が有名かもしれませんが、僕がJr.の頃は、KAT‐TUNの亀梨和也くんと赤西仁くんが大人気で、「仁亀」コンビのファンが大勢いました。世間では不仲説もささやかれていたけど、そんな仁亀がステージ上でじゃれ合うと、ファンが大熱狂している様子を見ていたので、自然とJr.も意識するようになっていったんですよ。

 あぁ、そういえば、本当は仲が悪いのに、ファンの前だけでは仲良しぶってるJr.もいました(笑)。例えば、真田佑馬くんと野澤祐樹くんのユニット「noon bayz」は完全に営業! あの2人が裏で口をきいてるところなんて見たこともなかったから、「ファンにバレちゃうんじゃないの?」「そもそも2人が仲良くしてるシーンなんて、需要あるの?」と不思議でしたもん。でも、「のんさな」のファンもいるみたいでしたね。

 ジャニオタの夢を壊しちゃったかもしれないけど、これが真実です(笑)! バックヤードでは、肩を寄せ合ったり、手をつないだり、抱きしめたりとかは基本的にしてませんからね! 

編集部おすすめ