大みそかに放送される『第68回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が、11月16日に正式発表された。計10組が初出場を果たすほか、常連組や返り咲き組も名を連ねるが、中には「なぜこの人が?」と疑問が浮かぶ者も。
まず、今回初出場となる三浦大知。「もともと実力派で、根強いファンが大勢いるものの、『紅白』に出るタイプのアーティストではないと思われていた」(芸能ライター)という。今年は、1月発売の「EXCITE」でオリコン週間シングルランキング1位を獲得し、その後も音楽番組への出演を重ねてきたが、なぜこのタイミングで、三浦は初出場となったのだろうか。
「三浦が所属するライジングプロダクションは、昨年まで西内まりやが稼ぎ頭として活躍していました。しかし、今年は1月クールに主演した月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)が大コケ。以降、西内は露出が減って心配されていましたが、11月16日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によって“事務所トラブル”が明らかになったんです。そんな背景があっただけに、西内の代わりに三浦の仕事が増えていたのでしょう」(同)
事務所にとって、三浦はもはや最後の期待をかけられる存在。本人も見事『紅白』出場権をつかみ、西内には感謝しているのかもしれない。
続いては、紅組の出場者・高橋真梨子。彼女は1984年の出場から長いブランクを経て、2013年に復活&初の紅組トリを務めた。
「その後15年、16年と続けて出ているものの、実はNHKには『もう必要ない』と判断されていたようです。
その、混戦といわれる白組の限られた枠の中で“オマケ”的な扱いで出場するのは、トータス松本だ。ネット上では、「ウルフルズではなく、なぜトータスだけ?」「ウルフルズは今年25周年なのに、どうしてソロ?」といった声が上がっている。
「ウルフルズとしては出場経験を持ちますが、松本個人としては初。これは、今年オープンした東京・銀座の商業施設『GINZA SIX』のテーマ曲『目抜き通り』(4月発売)でコラボレーションした、椎名林檎との抱き合わせ出演なんです。90年代の全盛期だったウルフルズならまだしも、現在の松本の実力や売り上げだけでは『紅白』に呼ばれない。椎名がNHKと親交が深いので、松本も抱き合わせに甘んじたのでしょう」(芸能プロ関係者)
どんな事情が絡んでいるにせよ、出演者一丸となってお茶の間を楽しませてくれることに期待したい。