4月23日夜9時から第3話が放送される、長澤まさみ主演の『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)。視聴率は初回9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)から、第2話で7.7%と急落している。
同ドラマは、“欲望”や“金”をテーマに、ダー子(長澤)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)という3人の信用詐欺師が、欲望にまみれた人間たちから大金をだましとっていくというコメディードラマ。脚本は『リーガルハイ』シリーズ(同)などで知られる、古沢良太が担当している。
第2話では、真っ当な人間になるためにダー子たちの元から去ったボクちゃんが、温泉町にある老舗旅館「すずや」で住み込みで働くことになる。しかし「すずや」は、大手ホテルチェーン・桜田リゾートの悪質な妨害によって経営難に陥っている様子。
そんな桜田リゾートの社長・桜田しず子(吉瀬美智子)のやり方に納得がいかないボクちゃんは、ダー子たちに協力を仰いで、しず子から大金をだまし取る計画を立てる。ダー子は、統合リゾート計画を目論んでいるしず子に、日本で計画されているカジノ建設についての情報を持っていることを匂わせ、接近。ニセのカジノ建設予定地を提示し、無人島を5億円で買わせようとするのだった。
「第2話でカジノの話題が出た際、ボクちゃんは『僕は日本にカジノをつくるなんて反対だね。金儲けさえできればいいのか?』『ギャンブル依存症の問題だってあるじゃないか』と発言。これに対して、ダー子は『何がいまさら依存症よ。この国にどれだけギャンブル施設があると思ってんの。日本は昔からギャンブル大国なの』と反論し、ネット上では、このやりとりに『パチンコ批判しちゃった?』『パチンコの「パ」の字も言ってないがパチンコのことだな?』『パチンコ、競馬、競艇のことか』と、ネット上でざわめきが起こりました」(芸能ライター)
第3話でボクちゃんは、画家志望の美大生・須藤ユキ(馬場ふみか)と出会う。
中国人バイヤー“王秀馥”として、城ケ崎のオークションハウスに潜入したダー子は、金に糸目をつけずに大量の美術品を買い上げてみせ、城ケ崎からの信頼を得ることに成功。さらに、あらゆる時代の有名画家のタッチを知り尽くしている贋作画家の男・伴友則(でんでん)に、ピカソが残した“まだ世に知られていない作品”の制作を依頼し、城ケ崎を騙しにかかることに。
「貧しい家庭に生まれ育った城ケ崎は、売れない画家であった父のせいで、過酷な幼少期を過ごしたという背景があるそうです。第2話のターゲットだった桜田しず子も、“実はそんなに悪い人じゃない”キャラだったため、視聴者からは『同情できる相手だと、あんまり楽しめない』『悪人じゃないと大金をだまし取ってもスッキリしない』などと不満の声が上がっています」(同)
果たして次回も、まんまと大金をふんだくってしまうのだろうか。