ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チェンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。
26日アップの「Travis Japan【ヌルヌル第3弾】縄跳び&ジェンガに挑戦!七五三掛ドッキリもあるよ!」は、「Travis Japanがヌルヌル相撲に挑戦」(3月22日)「Travis Japan【ヌルヌル第2弾】「ツイスター」に挑戦!」(同29日)に続く“ヌルヌル”企画。今回は「ヌルヌル縄跳び」と「ヌルヌルジェンガ」に挑んでおり、動画の最後には七五三掛龍也にヌルヌルドッキリをお見舞いするという、ヌルヌル尽くしの内容となっている。
リスキーな状況におけるメンバーの動きを楽しむ動画だが、やはりヌルヌル系は「ケガをするのでは?」と、見ていて心配に。過去、『オールスター感謝祭』(TBS系)のローション相撲対決で次長課長・河本準一が骨折した一件もあったように、これでジャニーズの仕事に支障が出たとしたら、元も子もないだろう。縄跳びは円陣を組んでまで気合を入れたものの、5人連続のクリアはできず、「これは皆さん、真似しないでください」(宮近海斗)「危ないです。運動神経抜群の僕らでこれなんで!」(川島如恵留)と、注意喚起するメンバー。とはいえ、素人が同じ環境でヌルヌル遊びをするのは、なかなか至難の業だ(たぶん誰も真似しない)。
お次のジェンガは、宮近がドタンバタンと何度も転ぶも、振動でジェンガが倒れることはなく2週目へ。松田元太が慎重にジェンガを引き抜いている最中、突如フラついた七五三掛がキレイにお尻から着地。その揺れでジェンガが崩れ、くまのプーさんのような座り方で目を丸くしていた七五三掛が敗者となった。そして、「これ(ジェンガ)使って一発芸」(中村海人)と指示されても文句を言わず、「これまず、犬のここ」と、おそらく肉球に見立てているという説明を入れた上で、犬の荒い呼吸を再現。クスリとも笑えない七五三掛ワールドは収集がつかないまま、「以上、Travis Japanでした!」(宮近)の一言で片付けられてしまった。
最後はまた七五三掛がフィーチャーされ、「シャワー後にヌルヌルタオルを渡してみよう」ドッキリを実行。タイトルに名前が入っていた通りの“七五三掛回”だけに、コメント欄も「しめちゃんは何してもかわいい」「しめの転んだ時の顔がかわいすぎ」と、七五三掛ファンが大喜び。しかし一方で、「ヌルヌルは飽きた」「ヌルヌル企画、見ててヒヤヒヤする」といった声もあるだけに、新たなゲームを考える必要はありそうだ。再生回数は公開から7日で9万台を記録している。 SixTONES、高地の泣き顔アップが衝撃的
27日のSixTONESの動画は、お芝居をやる上で肝心な「泣ける演技」ができるかどうかを試す「SixTONES 早泣き選手権」。「俳優としてどんな状況でも泣ける力は必要」とのことで、ストーリーがない中でどう泣けるのかを競う。田中樹が企画趣旨を説明していると、うなずいたり相槌を打つメンバーとは対照的に、ジェシーは一点を見つめて静止。異変に気づいた松村北斗が、「ごめんね、ジェシーちょっともう(感情を)作ってる?」と指摘したところ、本人は「作ってないよ! 今日の夜メシ何がいいか考えてたの!」と、主張。もし、それがボケではなく本当だとしても、ルール説明の時点で集中せず、夕飯に思いを馳せているのは問題だろう。
対決が始まると、一番ノリで抜けたのが高地優吾。1分たつ前にボロボロと涙を流し、中央のカメラにしたり顔を見せるのだが……。涙を流した後のスローのアップ映像がちょっと怖い。
再生回数は公開6日で14万台を超えているが、直近の「SixTONES 英語で自己紹介に挑戦!【ジェシー先生のレッスン付き】」(4月13日)や、「SixTONES 1対1のサシトーク【不仲の噂】京本大我×松村北斗 本当に仲が悪いのか検証してみた」(同20日)は、公開1週間で20万回以上も再生されていたため、SixTONESにしては、やや数字が伸び悩んでいる印象だ。彼らの場合、トーク系の企画の方が、ウケはいいのかもしれない。
28日の動画は「東京B少年 箱の中身はなんだろな?途中まさかの脱線が…」で、再生回数は5日間で9万台。バラエティ番組ではお馴染みの企画に東京B少年メンバーがチャレンジしている。1人目の那須雄登は、割りとすんなり「明太子」を当て、2人目の藤井直樹は「箱の中身はなんだろうな♪」とコールする際の動きがあざとい。箱に手を入れる時も「今日はどんなお友だちに会えるかな?」と、うすら寒い一言を交え、顔のくどさとコメントの幼さのギャップに、正直、筆者の気持ちが追いつかなかった。正解は「かつら」だったが、藤井は「これ、わかっちゃったかもしれない。
そんな金指のターンでは、なんと「ストッキング」が登場。本来、女性が使用するものだけに、どうなるかと心配になったが、手触りをヒントになんとか言い当てた。この後、メンバーの悪ノリで、なぜか那須がストッキングを顔にかぶるハメになり、引きつり顔で「チャンネル登録お願いします! チャンネル登録!」とPR。もはや誰かわからない状態でも自分たちのチャンネルを宣伝するとは、“アイドルの鏡”とも言えるだろう。コメント欄には「那須くんの立ち位置どうなってるの!? ストッキングまでかぶるように……」「那須くん、どんどんキャラが壊れていく」「ストッキング被っててもイケメン」など、さまざまな反応が見られる。ストッキングシーンはサムネイル画像にも使われ、今回も那須がオイシイところをかっさらっていた。 JUMP・山田ファンのHiHi Jets・井上がいつになくイキイキ
29日の「HiHi Jets 井上企画【Hey!Say!JUMP】山田涼介への愛を語る!」は、Hey!Say!JUMPファン必見の動画。山田にあこがれてジャニーズ事務所に入った井上瑞稀の持ち込み企画で、メンバーや視聴者に山田の魅力をプレゼンする内容だ。「山田くんをオカズにしてご飯を食べる」(高橋優斗)「あの光景ヤバイよな」(橋本涼)と、井上の異常さも暴露されたところで、山田の基礎知識から紹介。
意気揚々としゃべるも、ライブ中に山田が「涙ボクロを描く」との豆知識を明かした場面では「ちょっと何でかは、わかんない……」と、口ごもる井上。実際に涙ボクロを真似して描いてみると、満足げな表情を見せていた。それにしても、山田本人の写真が使えないからなのか、お世辞にも上手といえない山田の似顔絵(井上作)がちょこちょこ出てくるあたりがシュール。
今回はカメラを回してから1時間以上も“山田愛”を話していたといい、ファンも「瑞稀くんがこんな楽しそうな姿初めて見た」「瑞稀くんめっちゃイキイキしてる」「瑞稀と他4人のテンションの差が激しい」と、井上の舌好調ぶりに驚いていた。再生回数は5月3日時点で12万台を突破し、早くも前回の「HiHi Jets流に検証!『二兎を追う者は一兎をも得ず』」(4月22日公開)の10万台を超えている。
最後、5月2日アップの「Snow Man 超盛り上がるボードゲーム【クイズいいセン行きまSHOW!】やってみた」の再生回数は公開1日で5万台。「成人男性6人がただカードゲームをする動画がこんなに面白くてかわいいなんて最高!」「楽しそう。仲の良いSnowManが見れてうれしい」と好意的なコメントが多いものの、筆者としては……。う~ん、なんだろう……。このゲームがつまらないのか、Snow Manのトークがよくないのか……。
(中村チズ子)