7月2日、良性の脳腫瘍の摘出手術や、背中と腰に全治3ヵ月の骨折を負っていたことを公表した関ジャニ∞安田章大。翌3日にはジャニーズ公式携帯サイト・Johnny's webの連載「ボク。」を更新し、ファンに発表が遅れた理由についてつづった。

安田に関しては、番組収録時に見せた“異変”が話題になっていただけに、ファンは今回の報告によって少しは安堵しているようだ。

 ジャニーズ公式サイトによれば、安田は昨年2月上旬に「髄膜腫」と呼ばれる良性の脳腫瘍を摘出する手術を受けたという。手術は成功し、順調に回復していたものの、今年4月9日に立ちくらみが原因で転倒。背中と腰を骨折したため、同15日に開かれた渋谷すばるの脱退会見にはメンバー唯一欠席することとなった。

 こうした経緯を振り返った上で、ジャニーズサイドは「この度、事実を公表することにしましたのは、安田の体調は順調に快方に向かっておりますが、皆様よりご心配の声を多数頂戴しておりますため、きちんと現状をお伝えし、ご安心いただくべきであると考えたことによるものです」と説明。7月15日からスタートする全国ツアー『KANJANI'S EIGHTERTAINMENT GR8EST』は、「今の安田にできる最大限のパフォーマンス」になると、ファンに理解を求めている。

 また、デイリースポーツの報道によると、安田は「幼少から偏頭痛持ちだったが、昨年2月に『頭が、あれですね…』と違和感を訴えた」とか。手術後、わずか1週間で退院すると、3月に行われた主演舞台『俺節』の製作会見に出席。そして、5~6月の公演を務め上げたのだった。

 こうした突然の知らせに、多くのファンが衝撃に包まれつつも「やっぱり体調悪かったんだ」と納得の声も見受けられる。

「安田の体調をめぐっては、昨年2~3月頃の時点で心配の声が上がっていたんです。『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)など、レギュラー番組の収録に不在だったことで、『安田くんなんで最近出てないの?』と疑問の声が出ていました。
そんな中、昨年3月18日放送では『イケメンカメラ目線スポーツ』企画にて、メンバーがカメラ目線で『ヤス見てる? 俺1人でも頑張るで!』(錦戸亮)『ヤス見てる? 俺らいつも通りやで!』(大倉忠義)と、安田にメッセージを送る一幕が。これを受け、村上信五は『安田くん、ちょっとお休みやから』と説明のフォローを入れていました」(ジャニーズに詳しい記者)

 その後も、定期的にファンから安田を心配する声が上がっていた中、グループにとって重要な今年4月の会見を欠席。さらに、6月上旬の『関ジャニ∞のジャニ勉』(関西テレビ)の収録にも安田が不在だったことがファンの間で広まると、困惑を招くこととなった。

「6月17日放送分の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)などでは、安田がお尻の下にクッションを敷いて座っていると話題になりました。その後に出演した『テレ東音楽祭2018』(テレビ東京、6月27日放送)でも、安田は体を大きく動かさずに踊り、それを見たファンは『あんまり腰を動かさないようにダンスしてる……。打った腰はまだ万全ではないのかな』『会見からだいぶ時間たってるのに、まだこんな状態なの?』と、懸念。おそらく同番組での反応を受け、事務所も発表に踏み切ったのでしょう」(同)

 その一方、事務所が情報を発信した後に「報告と謝り、そして真実 やっと言えたっ」と、明るいテンションでWEBの連載を書き出した安田。連載をなかなか更新しなかったことで、ファンに「不満を与え続けてしまいました」と苦しい胸の内を明かしつつ、ウソを書くこともできたが、「ボクの生き方やボクの考え方にはそぐわなかった」と吐露した。真実を「いつか話せる時」が来るまでファンを偽らず、体調面に対する言及は避けてきたようだ。

 また、安田は関ジャニ∞ファン(エイター)は「決して無力なんかじゃない」と、断言。万全の状態ではないにもかかわらず、全国ツアーのステージに立つと決めたのは、「エイターに安心してもらえるように顔を見せに行きたい。安心を届けたい」との思いがあったからだと説明した。
さらに、ファンの中で「ステージに立ってほしい」と主張する人に対して、「絶対に誹謗中傷をしないで欲しい」とお願いした上で、「ボクが理由で人と人が傷つけ合うのイヤだ。だから、傷つけ合わないって約束して」と、呼びかけていた。

 終始、ファンへの感謝や愛が感じられる文面に、多くの人々が「ちゃんとヤスにファンの声は届いてるんだね。真実を語ってくれてうれしい」「ヤスくんの連載読んだ。無力だと何回も嘆いてたから、本人から『無力なんかじゃない』と言われて胸がギュッとなった」「ヤスくんの優しさ、愛が大きすぎて泣ける。連載復活してくれてありがとう」と、感激している。

 渋谷の脱退でファンが揺れる中、ツアーに臨むと決意した安田。くれぐれも無理をせず、自分の体と相談しながら本番に備えてほしいものだ。

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