カリフォルニアの高級住宅地を舞台とした青春ドラマ『The O.C.』(2003~07)でヒロインを演じ、その美貌で世界中を魅了したミーシャ・バートン。そんな彼女が、同作に着想を得たリアリティ番組『ラグナ・ビーチ』(04~06)のスピンオフ『The Hills』(06~10)のリブート作品に出演することが明らかになった。



 『The Hills』は『ラグナ・ビーチ』で一番人気だったリッチな美女のローレン・コンラッドが、ファッションデザイナーになるため移り住んだロサンゼルスで専門学校に通い、インターンとして働く一方、恋愛や女友達との関係に悩みながら成長していく姿を追った作品。

 個性的な美男美女たちが「リアルなぶつかり合い」を繰り広げることから、番組は大ヒット。番組終了後も「彼女たちの今」を知りたがるファンが多い。そんな『The Hills』のリブート番組が制作されることになり、大人気だったオードリナ・パトリッジとホイットニー・ポート、カイリー&ケンダル・ジェンナーの異母兄ブロディ・ジェンナー、整形しまくったハイディ・プラットに、彼女の夫でヒール役だったスペンサー・プラットら番組を盛り上げてきたセレブたちが出演することが決定。一通り、主要人物が出そろったというこのタイミングで、ミーシャのキャスティングが発表されたのだ。

 米芸能誌「People」電子版は10月3日、ミーシャがリブート版『The Hills』、『The Hills: New Beginnings』に出演すると報道。
ミーシャもインスタグラムに、『The Hills』のテーマソングをバックに「『The Hills』にようこそ、ビッチたち!」と、うれしそうに笑う動画を投稿。「MTVからオファーを受けた時、(自分にとって)たまらなく魅力的な新しい章を始める絶好のチャンスだなって感じたの」と意欲的なコメントを添えた。

 『The O.C.』で一躍大ブレイクしたミーシャは、身長175cmの長身スリム体型だったため「なにを着てもかっこいい!」と、ファッション・アイコンとしてあがめられるように。パパラッチに追いかけ回される時の人となったが、シーズン3最終話で、演じていたマリッサの事故死というショッキングな形で番組を去ったため、「あまりにも生意気だから、プロデューサーがクビにしたんだ」「高飛車で性格が悪いらしい」とウワサされるように。

 その後、飲酒運転での逮捕、マリファナ所持、精神科病院への入院、金銭トラブルなど私生活で世間を騒がせ、ストレスからか体重が激増。顔も急に老け、子役出身のわりには演技がイマイチと叩かれ、「女優として再起不能」とまでいわれるようになってしまった。



 ここ数年は、自分を金づる扱いする母親を相手取る訴訟を起こしたり、元恋人が自分とのセックステープをマスコミに売り込んだことに激怒し訴訟を起こしたり、家の近くで錯乱する姿を撮影したビデオが流出したり、お騒がせセレブを超えた“ドン引きセレブ”扱いされていた。

 しかし、昨年5月にオーストラリア出身のお坊ちゃまモデル、ジェームズ・アバークロンビーと交際を開始したころから「イキイキしてキレイになった」といわれるように。おっとりした雰囲気の彼のおかげで自信と美貌を取り戻したと、タブロイドも好意的に伝えている。

 『The Hills』のリブート版には、前作の主役だったローレンとクリスティン・カヴァラーリは出演しない。そのことを残念がりテンションが下がっていたファンも、ミーシャが出演することが決まり、大喜び。32歳になり、どことなくキム・キャトラルに顔が似てきたミーシャが、リアリティ番組でどこまで素顔をさらしてくれるのか。
放送は2019年になるが、ネット上では「待ちきれない!」と早くも大盛り上がりしている。