「就活メイク講座」はなぜ気持ち悪いのか? 日本の“就活マナー”が失ったもの

 雨宮氏は1991年生まれ、立教大学文学部卒。在学中にドイツに留学した経験から、同国への移住を決意したというが、その背景に日本の就活への違和感があったという。

「就活って、完全にノウハウ化されていているんです。面接のときのドアのノックの仕方、志望動機に説得力を持たせる方法、短所を言い換えるポイント……。全部『正解』を教え込まれる。就活ビジネスも盛んで、エントリーシート添削や模擬面接の有料講座もありました。『就活はお見合いだ』なんて言うけれど、これだけノウハウが横行している面接で、素を出す学生なんていませんよね。そもそも、大学卒業に合わせて就職しなきゃいけないわけではないじゃないですか。海外に行ってもいいし、ボランティア活動してもいいし、起業してもいい。でも大学も社会も、就職以外の選択肢は基本無視です。自分の将来を決める大切な時期なのに、自分で選んでいる感覚がない。そこに、すごく違和感がありました」

 確かに、全国各地には就活塾が存在し、大学のキャリアセンターも就活セミナーを開催。そこでは、内定を得るための“ノウハウ”を学ぶことができるが、当然ながらそれらは全て「大学卒業後、すぐに就職する」のが大前提となっている。雨宮氏は「その時点でもううんざりしていた」とのこと。さらに追い討ちをかけたのが、合同説明会で見た光景だったという。

「いざ合同説明会の会場に行ってみて驚きました。女子がみんな、同じ見た目をしているんです。前髪は8対2くらいに分けて、後ろにひとつ結び。もちろん黒髪。リクルートスーツを着て、パンプスを履く。私の足は靴擦れで絆創膏だらけになったけど、それでも『みんなと同じようにパンプスを履かないと!』って思って……」

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