「就活メイク講座」はなぜ気持ち悪いのか? 日本の“就活マナー”が失ったもの

 「パンテーンの調査によると、半数近くの企業が『面接時の学生の服装や髪型は評価に影響しない』と答えていて、服装や髪形で個性を出して面接を受けることに7割の企業が賛成しているそうです。それでも多くの学生は、『見た目の個性はなくさなきゃいけない』と思い込んでいます」という雨宮氏の指摘からは、就活での失敗を過剰に恐れ、“間違いのないスタイル”を追い求める学生の姿も浮かび上がってくる。

「『自分の見た目は自分で決めていい』と伝えるパンテーンの広告が、不要に浸透した『こうあるべき就活生の外見』という思い込みを壊し、見た目の多様性を認めるきっかけになるといいですね。『みんな同じ見た目が当然』というのは、裏を返せば『見た目が違う人は差別していい』という思考につながる可能性がありますから……。『当社の面接へはビジネスマナーを踏まえて自由な服装でお越しください』と書いているかどうかで、学生が応募するかどうかを決める時代が来るのかもしれません。というか、そうなってほしいです」

 「現代の就活生が、ありのままの姿で、自分らしく就職活動ができること」と謳ったパンテーン広告だが、“ありのまま”“自分らしく”というのは、近年盛んに使われすぎている言葉だけに、その意味するところが漠然としつつある。雨宮氏は「自分の見た目は自分で決めていい」と表現したが、それは同時に、就活生の“企業に選んでいただく”という意識からの脱却をも示唆しているのではないだろうか。自分で選ぶことの自由さ、それに伴う責任を、就活生は求められる時代になるのかもしれない。

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