コメンテーターのデーブ・スペクターのツイートが、「ジャニーズ事務所にケンカを売った」とネット上で話題になっている。10月15日発行の「東京スポーツ」が、中居正広木村拓哉について「ジャニーズ事務所が『元SMAP』の名称を使わないようにという“使用禁止令”をメディアに通達した」と報じたことを受けてのツイートとみられる。



 デーブは「どうやら『元SMAP』という名称を使って欲しくないようでメディアに通達したそうです。あそうですか?じゃ分かりました」とし、続いて「元SMAP」と21回書き連ねるツイートを投稿。すると、たちまちTwitter上で拡散され、一時「元SMAP」がトレンド入りするほど波紋を広げたが……。

「実際にジャニーズサイドが、ここまで強く『元SMAP』を拒否しているわけではありません。ただ、著名人がこの問題について真っ向から触れたこと、さらにSMAPファンが拡散したことも相まって、ここまで話題になったのでしょう」(芸能ライター)

 テレビ局関係者は、「ここ最近、ジャニーズサイドが、元SMAPメンバーの扱いに四苦八苦している様子が見て取れる」と語る。

「今回の『元SMAP』表記に関してもそうですが、ジャニーズは、SMAPファンから『ブラック事務所』と批判されることを、殊更に避けるようになっているんです。
独立した3人に関しては、メディア側がジャニーズに忖度をして、番組や誌面で取り上げないケースもありますが、その忖度自体が火種にもなりかねないと、逆に心配しているほど。昨年11月に大炎上した『GQ MAN OF THE YEAR 2017』の報道が、大きく影響しているようですね」(テレビ局関係者)

 同イベントには稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾の3人が出席したが、「一部情報番組はなるべく3人が映らないようにと、あからさまな編集を施して映像を流した。すると、それに気づいたSMAPファンの間で、局やジャニーズに対する猛バッシングが巻き起こったのです」(同)という。

「ジャニーズはこの時、『むしろ圧力をかければかけるほど、事務所への批判が高まる』と悟ったのかもしれません。確かに、3人の独立当初には、『圧力』と指摘されても仕方ないほどの物言いを多発していましたが、今ではほとんどなくなりましたよ」(同)

 しかし、ジャニーズサイドが圧力を封印したのは、結局SMAPファンの抗議の声があったからこそ。今後も5人が、ファンの期待する形で活動を続けていくためには、こうした“監視の目”が必要となるのかもしれない。