ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。
11日公開の動画は「Travis Japan【宝探し】珍品続出!?金属探知機で夏の思い出探し!」(再生回数は19日時点で10万台)。7人がオフシーズンの海水浴場でビーチに埋もれた「夏の思い出=金属探し」をするチャレンジ企画となっている。組み合わせは宮近海斗、中村海人、松倉海斗の「トリプルカイト」と、残る4人のチーム名「いちごみるく」(川島如恵留、七五三掛龍也、松田元太、吉澤閑也)に分かれ、捜索を始めた。金属探知機を持って歩き、さっそく「ヘアスプレーの金属缶」を見つけたトリプルカイトは、周囲を飛び回る虫に動揺。「キャー!」(中村)と逃げ去る姿は、思わず女子か! とツッコみたい気分に。中村は次に移動したシーンでも「えー、虫いそう。ここ、ヤダー」と、小ギャルふうの愚痴を漏らしていた。
いちごみるくは「エンジンオイルの空缶」を発見。その後、松田が突如「あー!」と叫び出し、木の枝を掲げて海岸を走る意味不明な行動を見せたり、七五三掛と川島と松田が砂遊びを始めたり、吉澤だけが金属探知機を持って調査にあたることに。金属がヒットして、「おーい、シメ~!」と呼びかけても「なんか呼んでる」(七五三掛)「今、山作ってる!」(川島)と、ぞんざいな扱いを受けてしまった。個人的に、真面目な吉澤の好感度が上がったが、メンバーが駆けつけると「掘れ、掘れ!」と、上から目線で支持する姿は微妙。
カイトチームは、砂を掘りながら「海来たら絶対お城作ってたわ」と中村が幼少期を回顧しはじめ、「ねー。
一方、やたらお宝探しに熱心ないちごみるくの吉澤は、メンバーが「キャンプとかしたくなるね」など関係ないことを話すと「違う、違う、違う!」「集中しろ!」と喝を入れたかいもあり、足けり乗り物オモチャ、ジャグ(コック付き水タンク)などを探り当てた。金属の重さを比べたところ、トリプルカイトが1,645グラム、いちごみるくは3,875グラムで圧勝だった。
12日は「SixTONES【メガネ男子萌え】超個性派メガネでお洒落せよ!」で、6人がメガネ専門店「誠眼鏡店」にてロケを行っている。こちらは、世界中の珍しいメガネからアンティーク物まで取り揃えているお店。メンバーのオシャレ度を検証するべく、それぞれが自分に似合うメガネを選んでいった。田中樹はハンドメイドの丸メガネをチョイスし、同じく丸メガネを選んだ高地優吾は実際にかけて「可愛くない? お人形さんみたいな」と、自画自賛。一同はシーンとしてしまい、松村北斗は「俺らが感想言う前にしゃべりすぎ!」と、ダメ出しした。そんな高地、アップになった場面(2分34分頃~)の口元の青ヒゲが生々しく、言うなれば完全に“オフの顔”だ。
松村は「昭和っぽいというか」(田中樹)「昔の車運転してそう」(ジェシー)との声が上がった、渋めのサングラスをセレクト。確かに、髪をかきあげて振り向くシーン(2分53秒頃)は、トレンディドラマに出てきそうな仕草だった。4人目の京本はイタリアのブランド「モスキーノ」の黒いサングラスが気に入ったようで、「“天才音楽プロデューサーふう”みたいな」と前置きしてお披露目。京本といえば、俳優・京本政樹の長男だが、サングラスをかけた姿に田中は「パパやん」と驚き、息子自ら「写真撮る? 写真撮る?」と、父親のモノマネをやって見せた。「これでハット被ったら、もうホント政樹さん」(松村)と言われ、田中のハットを借りた時も「バス乗る? バス乗る?」(京本)と、『火曜サプライズ』(日本テレビ系)でお馴染みのバス旅のセリフもカバー。当然ながらものスゴく似ている上に、京本がここまで父のモノマネのレパートリーを持っているとは……。
ジェシーは「レンズが編み編みタイプ」のメガネを選び、最後の森本慎太郎は「これ取った方がいいかな、名札?」と、値札を名札と間違える天然ぶりを発揮。跳ね上げサングラスをかけ、レディ・ガガが「Paparazzi」のPVで着用したモデルを引き合いに「ガガが斜め(の跳ね上げ)だったら、モリは上!」と、豪語した。プレゼン終了後、店長・星野誠さんが「BESTメガネスト」として、松村とジェシーを指名。「一番ないのは?」(ジェシー)と振りを受け、「なんか、似合いすぎて」といった理由で田中が「WORSTメガネスト」に決まった。ラストは「ライブでかけたいメガネ」を選定し、各々が近未来ふう、特大フレームサングラスなど、奇抜なメガネを装着。進行役の田中の言葉を聞かないほど熱中して品定めしていただけに、収録後は6人が普通に買い物する姿が目に浮かんでしまった。
コメント欄は「政樹さんのDNA強い……どんどん似てくるね」「二世ってちょっとマイナスのイメージがあるのに、きょもはパパが政樹さんだってことを面白いキャラとして昇華させていてスゴい」「昔は二世なの気にしてたのに、今じゃパパネタを使ってる。そんなきょも見ると尊敬する」と、京本絡みの感想が続出。再生回数は19日時点で19万回だった。
13日配信分は「東京B少年【NGワードゲーム】インディアンポーカーで盛り上がります!」。6人が自分のおでこに貼ったNGワードを言う、または動作を行ってはいけないゲームに挑んだもので、楽しすぎて大ハシャギの東京B少年を楽しめる動画だ。お題はランダムに配布され、それぞれ「おいしい」(浮所飛貴)「拍手をする」(藤井直樹)「メロン」(佐藤龍我)「藤井」(金指一世)「金指」(那須雄登)「龍我」(岩崎大昇)と、メンバーの名前も入ったNGワードが決定。さっそく、岩崎が「さっき俺らご飯食ったけど、何食った?」と切り出し、会話の流れで浮所が「おいしかった」と、感想を述べてしまった。どうやら、いつもゲームでさほど大きなミスをしない浮所から潰しにかかった模様。浮所が早々に抜けると、5人は一際うれしそうにガッツポーズや奇声を上げて大喜び。「今日は浮所くんのターンだ!」(那須)「勝てるかもしれない」(佐藤)と調子に乗り、すっかりハメられた浮所はウィスパーボイスで「最悪だ……」。
次は「誰と席隣だった?」と仕掛けた岩崎当人が「龍我」と名前を出して自滅。那須が「やっぱりこれさ、しゃべりすぎ厳禁だね」と漏らした瞬間、一同も「そうだね」と同調したものの、浮所は「でも、なんかチキったらつまんないから。
しかし本編後、画面がチャンネル登録告知に切り替わってから、「じゃあもう、最後手締めで終わりましょうか」とメンバーに話しかける岩崎の声が。14~18歳の彼らがなぜ「手締め」? 岩崎には、前週でのオヤジギャグや、落ち着いたテンションでぬるっと古臭いことを言うあたりに“おじさんっぽさ”を感じていたが、今回も最後の最後で独特なセンスに遭遇。ちなみにコメント欄は「2回連続の一世くん攻めは可哀想だった」「お兄さんたちにイジられて拗ねる一世、可愛すぎ!」と、金指に対する感想が目立つ。
HiHi Jetsは7日の動画に続いて、「日本のリトルインディア」こと東京・葛西のグルメロケ後編。AorBのどちらに行きたいかを5人が選び、多数派は実食、少数派は食べられないというルールになっており、1店舗目は橋本涼のみがカレーのお預けをくらった。2軒目の候補は「寒い季節にオススメ スープモモ」(A)「南インドのクレープふう料理 ドーサ」(B)で、Bをチョイスした橋本、作間龍斗、高橋優斗が多数派に。西葛西駅から徒歩2分のお店「アムダスラビー」へ向かった。実は、当初は葛西臨海公園でロケを行う予定が台風の影響で延期になり、こちらのお店の撮影許可がとれていないとのこと。橋本が「これの何が怖いって、言葉が通じない可能性もあるよね」と心配した通り、その後の撮影交渉は困難を極めた。
じゃんけんで負けた井上瑞稀が、被っていた帽子をとって店内へ突入(ちゃんとしてる!)。しかし、店員さんは「Do you speak English?」と英会話を求めたばかりか、お店のオーナーの許可が必要だと主張した。オーナーに電話をかけると、電話口の女性も日本語は話せなかったが、猪狩蒼弥はカタコトの英単語で会話。すると、なんとか撮影を受け入れてくれた。猪狩をサポートした作間が「最大限の知識を活かしたアホ電話」と自虐的に言ったのはいいとして、橋本が「中学英語でもやっていけるんだな!」と自信満々に言い放った場面は、どうも聞き捨てならない。
「アムダスラビー」の店員さんは「葛西の『和印道』」をオススメ。これは1軒目で行かなかった「世界三大炊き込みご飯の1つ インドふう炊き込みご飯ビリヤニ」のお店だったそうで、撮影もスムーズに進んだ。「ビリヤニ」は、スパイシーな炊き込みご飯にヨーグルトソースがついた一品。店員さんにレクチャーを受けたにもかかわらず、橋本は「チーズ合うわ!」とヨーグルトを間違って認識し、高橋の「え、チーズなの!?」とツッコミにすんなり「間違えた!」(橋本)と降参。とはいえ、最初の時点でビリヤニを選んでいた橋本は大満足したのか、最後は店員さんに「サンキューベリーマッチョ」と、グーサインを見せていた。再生回数は公開から5日で10万台。
17日にアップされたのは「Snow Man【メンバーの心】以心伝心ゲームで地産スイーツ!」(再生回数は19日時点で10万台)。企画会議内(3月20日公開)で渡辺翔太が熱望していた「シナモロールと会って友だちになろう」企画がついに実現するとか。車で東京・多摩市にある「サンリオピューロランド」へ向かうが、その前に稲毛市の特産品である梨とぶどうを使った手作りスイーツのお店に寄り道。車内で「以心伝心ゲーム」(お題に対して答えが一致した人がポイント獲得)を行い、負けた人はスイーツなしに決まった。グループ結成6年とあって、佐久間大介は「俺らだって、どんだけSnow Manでいると思うの? 楽勝だよ、こんなん!」と、余裕しゃくしゃく。
6人揃っての仕事は1週間ぶりとのことで、渡辺が「俺らの意思疎通がちゃんとできてるか心配なんだけど」と不安を口にする一方、岩本照は「1週間だけで? (自分たちは)めっちゃ仲いいじゃん」と、楽観視した。渡辺が出した最初のお題は「秋の定番の旬な食べ物といえば?」で、「サンマ」と記入した岩本、阿部亮平、深澤辰哉がポインゲット。宮舘涼太の「マツタケ」に関して、阿部は「待って、待って。ダテさんさ、ロイヤル過ぎない? チョイスが」とツッコんだが、本人は「逆にいつ食べんの?」と、キャラを突き通した。続いて、阿部が「6択です。東京B少年の推しメンといえば?」「自分の(好み)でいいよ」とテーマを発表し、各々が「大昇」(阿部)「佐藤龍我」(岩本)「大昇」(渡辺)「たいしょう」(宮舘)「うきしょ」(佐久間)と書く中、深澤は7月期のNEWS・加藤シゲアキ主演ドラマ『ゼロ 一獲千金ゲーム』(日本テレビ系)での佐藤の役名「しるべ(標)」と解答。
6人の推しメンを整理した後、「ほかの選ばれなかったやつが可哀想。これに関してはたぶん、6人がそれぞれいってた方が良かったよ」と率直な思いを吐露する岩本に、出題者の阿部は「違う、違う、違う。みんな好きなんだよ。みんないい子たちだけど、その中で1人(推しメンを)選ばなきゃ」と、反論。確かに、筆者も名前が挙がらなかった3人の気持ちを心配してしまったただけに、岩本の優しさに感激した。岩崎を選んだ3人は舞台『少年たち そして、それから…』で共演した印象が強かったようで、「『少年たち』頑張ってくれたよね」(阿部)「その大昇の場に、やっぱ応援に駆けつけたあいつらが、まず全員優しい。エモい」(渡辺)「いい子なの、純粋にいい子なの」(深澤)「みんないいんだよ」(岩本)と、ベタ褒めの声が相次いだ。
また、『ゼロ』の「標」にした深澤は「このドラマのね。ファンなの。ファンで、ずっと見てて。あいついいとこ、俺も出たかったこの役で、と思いながら見てたから」と、理由を告白。宮舘に「ってことは(主演の)加藤くんじゃないってことですね?」と詰め寄られると、「うわ、やべーやつじゃん!」と、明らかに動揺する深澤だった。以降も「好きなお寿司のネタ」「好きなスポーツ」「宮舘涼太は集合場所まで何できた?」「好きな惑星といえば?」とバラエティに富んだ問題が続々。その間、浮所やKis-My-Ft2・宮田俊哉とのエピソード、漢字の書き間違いなどで会話のオイシイところを持っていった佐久間が最下位というオチだった。そして、稲毛市の「ケーキファクトリー・ホイップ」にて、佐久間以外の4人が食べたい梨やぶどうのケーキをセレクト。フレッシュな素材に感動しつつ、仲良く味わっていた。
(中村チズ子)